透明感のある歌声で私たちを魅了するシンガーソングライター、幾田りらさん。YOASOBIのikuraとしても大活躍中の彼女の名前が、あるユニークな形で話題になったのをご存知ですか?
2025年6月30日、X(旧Twitter)に投稿された「幾田りらって逆から読んでも幾田りらなのすごいな」というポストが、あっという間に拡散。多くの人が「え、本当に?」と思わず試して、「騙された!」と笑いや悔しさが入り混じった声をあげました。
この記事では、多くの人の時間を奪った(?)この“回文バズ”の真相を徹底解説!なぜこの古典的なネットジョークが今になって再燃したのか、その面白い背景と影響力に迫ります。
発端は一本のポスト!Xを駆け巡った「騙された!」の連鎖

すべては、2025年6月30日にXで投稿された「幾田りらって逆から読んでも幾田りらなのすごいな」という、断定的な一文から始まりました。
この投稿を見た多くの人が、素直に「いくたりら」を逆から読んで「らりたくい」になることを確認。「まんまとハマった!」「時間返して(笑)」といったリプライや引用が殺到し、一種のお祭りのような状態になったのです。
さらに、「“らりたくい”をローマ字(raritakui)にして並べ替えると“ikutarira”に戻るから鳥肌…」といった、さらに手の込んだジョークまで登場し、話はより一層盛り上がりました。
このバズの面白さは、誰もが悪意なく、軽いジョークとして楽しんでいた点です。騙された悔しさをバネに、次の“被害者”を生むために投稿を共有するという、見事な連鎖反応が起きていました。
“時間泥棒”の爪痕?今も残る検索キーワードの謎

この騒動の影響は、一過性のものではありませんでした。
バズの直後から、Googleなどの検索エンジンで「幾田りら 回文」や「幾田りら 逆から読んでも」といったキーワードが検索候補(サジェスト)に表示されるようになったのです。
その結果、「これって本当なの?」と気になった人が新たに検索し、また騙されてしまう…というサイクルが生まれました。まさにネットミームの典型的な広がり方ですね。

もちろん、これがきっかけで幾田りらさんの名前を知った人も多く、知名度アップに繋がったというポジティブな側面もあります。しかし、多くの人にとっては、クスッと笑える「時間泥棒」として記憶に残っているようです。
なぜ今バズった?古典的ネットジョーク再燃の背景

実はこの「名前が回文のように見える」というジョーク、元をたどれば2000年代初頭のインターネット掲示板「2ちゃんねる」時代から存在する、古典的なネタなんです。
では、なぜ2025年になって幾田りらさんの名前で再燃したのでしょうか。
一つは、YOASOBIの大ヒットで彼女自身の知名度が爆発的に上がったこと。そして、「いくたりら」という響きが、どことなく回文のように聞こえる語感の良さを持っていたことが大きいでしょう。
また、人間の「言われたら確かめずにはいられない」という心理をうまく突いている点も見逃せません。断定的に言われると、つい自分の目で確認したくなるものですよね。騙された悔しささえもが、共有する楽しさに変わるという、SNS時代ならではのコミュニケーションがバズを後押ししました。
本物の回文と今回のジョークの決定的な違い

念のため、本来の「回文(かいぶん)」とはどういうものかおさらいしておきましょう。
回文とは、「しんぶんし」や「たけやぶやけた」のように、上から読んでも下から読んでも同じ音になる言葉のことです。
言うまでもなく、「いくたりら」を逆にすると「らりたくい」なので、これは回文ではありません。
今回のネタは、この「一見そう見えるけど、実は違う」というギャップそのものを楽しむ、ネット特有の言葉遊びだったわけですね。
まとめ:SNSの遊び心と幾田りらさんの変わらぬ魅力
今回の“回文バズ”は、多くの人を巻き込んだ、SNS時代の遊び心あふれる出来事でした。騙されてしまった時間は少しもったいなかったかもしれませんが、それもまた一興。
この一件で幾田りらさんの親しみやすさは増したかもしれませんが、彼女の本当の魅力は、やはりその心に響く音楽です。
次に似たような投稿を見かけたら、今度は騙されずにニヤリとできるはず。そして、この記事を読んで彼女のことが気になったなら、ぜひその素晴らしい楽曲の世界に触れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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