【なぜ】平手友梨奈が笑わない3つの理由が衝撃的だった!

平手友梨奈さん。欅坂46(現・櫻坂46)の絶対的センターとして圧倒的な存在感を放ち、卒業後も女優、歌手、ダンサーとして独自の表現を追求するアーティストです。

彼女の魅力は、その「独自の世界観」と「表現力」にありますが、欅坂46時代、特にキャリア中期以降、彼女のパフォーマンスから笑顔が消えたことは多くの人が知るところです。

デビュー当初、バラエティ番組などで見せていた屈託のない笑顔。それが、いつしか「笑わないアイドル」「クールで反抗的」というパブリックイメージに取って代わられました。

なぜ彼女は「笑わない」アイドルになったのでしょうか。
その理由は決して一つではなく、彼女のプロ意識、過酷な現実、そしてグループが背負った運命が複雑に絡み合った結果でした。
ここでは、平手友梨奈さんが「笑わなくなった」理由を、複数の視点から徹底的に調査・分析します。

目次

デビュー当初は「笑顔が魅力」の少女だった

今でこそクールなイメージが定着している平手さんですが、2015年のデビュー当初は、14歳らしい無邪気な笑顔が魅力的な少女でした。

当時の冠番組『欅って、書けない?』などでは、共演者と楽しそうに笑い合う姿や、屈託のない表情が頻繁に見られました。初期のファンは、そのパフォーマンス中のクールな表情と、普段見せる笑顔との「ギャップ」に強く惹きつけられていました。

彼女は決して、元から「笑わない」人間だったわけではないのです。

理由1:楽曲の世界観への「憑依」

彼女の笑顔が消えた最大の理由は、欅坂46の楽曲が持つシリアスな世界観と、彼女自身の「憑依型」とも言われるパフォーマンススタイルにあります。

2016年のデビュー曲「サイレントマジョリティー」。「大人たちに支配されるな」「笑いたいなら笑えばいい」と、既存のアイドル像に真正面から異を唱える歌詞でした。この曲で、彼女は笑みを封印し、強い意志を持つ瞳で社会を睨みつけました。

続く「世界には愛しかない」「二人セゾン」では一時的に柔らかな表情も見せましたが、「不協和音」でそのスタイルは決定づけられます。

「僕は嫌だ!」

この叫びは、彼女が楽曲の主人公そのものになりきり、内側から感情を爆発させる「憑依型」パフォーマンスの象徴となりました。彼女自身も過去に「ステージにいる時の事をよく覚えていない事がある」と語るほど、楽曲に深く没入していたのです。

社会への抵抗、孤独、内面の葛藤といった重いテーマを扱う楽曲において、笑顔でいることは「表現者」として楽曲の世界観を裏切ることになる。彼女のプロ意識と完璧主義が、自ら笑顔を封印させた第一の理由と言えるでしょう。

理由2:センターの重圧と心身の限界

デビューから脱退まで、欅坂46の全シングルでセンターを務め上げた平手さん。10代の少女が背負うには、そのプレッシャーは計り知れないものでした。

彼女の「笑わない」姿は、次第に「笑えない」悲痛な叫びへと変わっていきます。

  • 過酷なスケジュールと体調不良
    彼女はセンターとしての重圧に加え、過密なスケジュールの中で心身ともに消耗していきます。仙腸関節不安定症(腰痛)など身体的な負傷に加え、精神的な負担もピークに達していました。
  • 過呼吸での転倒
    その限界が露呈したのが、2017年と2019年のNHK紅白歌合戦です。特に「不協和音」のパフォーマンス後、彼女は過呼吸のような状態に陥り、ステージ上で倒れ込みました。これは「演技」や「演出」ではなく、極度の緊張と疲労による本物の体調不良でした。

グループの顔として、楽曲のメッセージを一身に背負い、文字通り身を削ってパフォーマンスを続けた結果、彼女は心から笑う余裕すら失っていたのです。「笑わない」のではなく、「笑えなかった」というのが実情に近い時期もあったのでしょう。

理由3:2017年「握手会襲撃事件」というトラウマ

彼女の表情から笑顔を奪った決定的な出来事の一つとして、2017年6月の握手会襲撃事件(発煙筒事件)が挙げられます。

当時16歳だった彼女は、握手会レーンで発煙筒を持った男に襲われました。幸い大きな怪我はありませんでしたが、刃物を所持していたことも判明し、殺人未遂容疑で逮捕されるという衝撃的な事件でした。

この事件が、感受性豊かな10代の彼女に与えた精神的ショックは計り知れません。不特定多数の前に立つことへの恐怖や人間不信が芽生えても不思議はなく、公の場で無防備に笑顔を見せることをためらうようになったとしても、誰も彼女を責めることはできないでしょう。

この事件以降、彼女のパフォーマンスはさらに内省的で、鬼気迫るものへと変化していった印象があります。

まとめ:「笑わない」ことは彼女の「表現」そのものだった

平手友梨奈さんが「笑わなくなった」理由。
それは、決して一つの理由ではなく、

  1. 楽曲の世界観に没入する「憑依型」のプロ意識。
  2. センターの重圧と過労による、心身の限界(笑えない状態)。
  3. 握手会襲撃事件による、拭いきれないトラウマ。

これら複数の要因が複雑に絡み合った結果です。

2018年にバラエティ番組『しゃべくり007』に出演した際、司会者から「(普段も)喋ったりするんですか?」と世間のイメージ通りに振られると、彼女は「満面の笑顔」で応えました。
共演した俳優の北川景子さんは、彼女を「人懐っこくて、よく笑う可愛い女の子」と評しています。

彼女は「笑わない」のではなく、欅坂46の平手友梨奈としてステージに立つ間、楽曲のメッセージを伝えるために「笑わない」ことを選択し、時には極限のプレッシャーの中で笑えなくなっていたのです。

「笑わない」姿は、彼女がグループと楽曲を背負い、全身全霊で「表現者」であり続けたことの証でした。その苦悩と葛藤の先に、現在の女優・アーティストとしての比類なき表現力があるのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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