与田祐希の原点:福岡・志賀島でのワイルドな子供時代と不登校の過去

与田祐希さんは、乃木坂46の元メンバーであり、現在はタレント、女優、モデルとして幅広く活躍しています。グループ在籍時から、その愛らしいルックスと親しみやすいキャラクターで多くのファンを惹きつけてきました。

彼女の魅力の源泉は、実は「都会のアイドル」というイメージとは真逆の「田舎」育ちのワイルドな一面。そのギャップが「芯の強さ」となり、卒業後の活躍を支えています。

この記事では、彼女の生い立ちからデビューまでを、公表されている情報や本人の発言を基に、時系列で振り返ります。

目次

志賀島で育んだ「ワイルド」な原点

与田祐希さんは2000年5月5日、福岡県福岡市東区の志賀島で生まれ育ちました。志賀島は博多湾に浮かぶ陸続きの島で、人口約1,600人の小さなコミュニティです。金印の出土地として歴史的に有名ですが、彼女にとっては海と山に囲まれた最高の遊び場でした。

子供の頃は、海で魚を獲ったり、山で木に登って落ちたり、ミミズを集めて数を競うような活発な日常。この環境が、彼女の「ワイルド」な性格を形作りました。

実家は庭が広く、周囲に丘や草むらが広がる自然豊かな場所。家族構成は父、母、弟の4人家族で、動物に囲まれて育ちました。名前の「祐希」はご両親の名前を組み合わせたものだそうで、家族の絆が感じられます。

実家では犬(たろう)、猫(ちび)、ウサギ(どん・ぐり)に加え、ヤギも飼っていました。初代「ぶんぞう」(2016年没)と2代目「ごんぞう」(2022年没)は特に有名で、お母さんが庭の草を食べさせるために連れてきたそうです。与田さんの帰省動画などで度々登場し、ファンにも親しまれていました。

個性を伸ばした小学校時代

小学校は自宅近くではなく、バスで30分かけて小さな学校に通っていました。全校生徒わずか21人、同級生は4人という環境です。運動会では毎年、全員参加の一輪車演技を披露。高学年になると片足乗りやバックもこなせるほど上達したそうです。

ほかにも水泳を5年間、ヒップホップダンスを4年間習うなど、多様なスポーツに触れて体力と表現力を養いました。

この少人数ゆえの密接な人間関係が、乃木坂46でのグループ活動にも活かされたのかもしれません。

ちなみに、志賀島の川でイノシシに遭遇したエピソードもこの頃。対処法を自分で学んだという話からは、自立心の強さがうかがえます。

葛藤と転機:不登校と「釣具屋のおじさん」

中学校は地元の福岡市立志賀中学校に進学。テニス部に所属し、中学2年生の終わりまで活動しました。部員は女子が中心で、友達とアイドルの曲を歌ったり踊ったりするうちに、乃木坂46に興味を持ち始めます。

しかし、中学時代は順風満帆ではありませんでした。本人が明かしている通り、一時期、不登校になった経験があります。卒業が近づく頃、周りの同級生が目標を持っているのに、自分には将来像が描けずに悩んだそうです。

この葛藤が、アイドルへの道を開く転機となります。乃木坂46の3期生オーディションを知り、「ダメ元でも応募しなければ後悔する」と決意しました。

この時期のユニークなエピソードが、「中学校前の釣具屋のおじさん」の存在です。与田さんは2023年の番組で、このおじさんを「超能力者」として紹介。人の考えを読む能力があり、相談すると的確なアドバイスをくれる伝説的な存在だったとか。部活の顧問の先生が恋愛相談をして結婚に至ったり、与田さん自身が体の痛みを気功で治してもらった、といった逸話も。地元コミュニティの温かさが伝わるエピソードです。

玄界高校から上京へ:バイト先とデビュー準備

高校は、福岡県立玄界高校(国際文化コース)に入学します。

乃木坂46への加入が決まっていなければ、そのまま地元の高校生活を送るはずでした。合格を機に上京し、日出高校(当時)に転校します。

高校時代は、地元・志賀島の旅館「満帆荘」で仲居としてアルバイトをしていました。この接客経験が、アイドル活動でのファン対応に役立ったそうです。「バイト先」として満帆荘はファンの間でも知られ、後輩メンバーが訪れる「聖地」にもなっています。

乃木坂46・3期生としてのスタート

2016年9月4日、与田祐希さんは乃木坂46の3期生オーディションに見事合格(エントリーナンバー9)。オーディションではヘンダーソンの「石焼き芋の歌」を歌い、強烈な個性を発揮しました。

同年12月の「お見立て会」でファンに初披露され、『裸足でSummer』でセンターに抜擢。「よだちゃん」「よだっちょ」などの愛称で、すぐに人気メンバーの仲間入りを果たします。デビュー当時の素朴さと可愛らしさで、グループの次世代エースとして大きな注目を集めました。

まとめ

与田祐希さんの生い立ちは、志賀島という自然豊かな「田舎」から、大都市のステージへと駆け上がった「成長物語」そのものです。

幼少期の「ワイルド」さと、中学時代の「葛藤」、そして自ら掴んだ「転機」。そのすべてが彼女の「芯の強さ」と「ギャップ萌え」という魅力を作り上げています。

卒業後の女優業やモデル業での活躍は、この生い立ちが育んだ「本物の素直さ」と「自然体の強さ」があるからこそ。志賀島の自然が育んだ彼女の、これからの活躍がますます楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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