子ども時代の愛らしい面影も残しつつ、演技の上手さと天性の人懐っこさで視聴者を魅了し、監督や共演者をも虜にしてきた俳優の神木隆之介さん。
2023年、NHK朝ドラ「らんまん」ではお茶の間に清々しい笑顔を届け、年末公開された「コジラ-1.0」では、コジラに立ち向かう元特攻隊を好演しました。
そんな神木隆之介さんですが、人気になった理由を知りたいと思う人もいるようです。
今回、神木隆之介さんの“なぜ人気になったのか?”に対する疑問に応えるため、神木隆之介さんの演技の上手さや人柄の魅力などについて調べていきたいと思います。
それでは、ご案内します。
神木隆之介が人気!
ゴジラ観てきた~~❗サイコ~だった❗神木隆之介くん何回観てもかっこいい、すき
— 雨ヰ/あまい (@Amaichan6767) February 3, 2024
神木隆之介ってほんとかっこいい
— 零🐶🖤 (@momomoux_xu) September 20, 2023
神木隆之介、童顔だったような記憶あるけど今やただのイケメンになってる
— 乳淋鶏(ニュウリンチー) (@eiEjEsVXkkRkYq1) January 24, 2024
(褒めています)
神木隆之介さん、このように皆さんから、イケメン、かっこういい、演技が上手いや人柄の良さを感じるような言葉を投げかけられています。
どのようにしてそんな印象になったのか調べていきましょう。
神木隆之介が人気の理由1、 記憶に残る有名作品で好演技

神木隆之介さんは、2歳でCM子役として芸能界デビューしてから約28年間、映画やドラマなどで数多くの作品に出演してきました。
その中で意外にも、多くの人の記憶に残る劇場アニメに、神木隆之介さんが声優で出演していました。
神木さんの純真さと高い表現力に着目したのが宮崎駿監督です。
2001年『千と千尋の神隠し』、湯婆婆が溺愛する息子で巨大な赤ん坊の“坊”は、可愛いのに容姿は奇怪で性格は傲慢、これを神木さんは、8歳の時に演じ鮮烈な印象を残しました。
このあとの宮崎作品『ハウルの動く城』では、ハウルの弟子マルクル役にも抜擢されます。
2009年『サマーウォーズ』は、鼻血を垂らしながら、「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」と、エンターキーを叩く名場面、内気な数学の天才高校生役を演じました。
2016年『君の名は。』では、とんでもない事態に巻き込まれたごく普通の学生役を演じ、実直な一般青年のイメージが定着し好感度が上がりました。
アニメを見る人であればほとんどの人が視たことのある大作の印象的なシーンで爪痕を残していました。
神木隆之介さんの演技は、ドラマや映画の分野でも話題をさらっています。
2023年4月からNHK連続テレビ小説『らんまん』で主演の槙野万太郎を務め、広い世代からの人気を得ました。

高知で酒造業を営む商家のひとり息子・槙野万太郎は、幕末・明治から大正・昭和の激動期を駆け抜けます。
そんな時代、植物に魅せられ愛する植物のために、一途に突き進んだ槙野万太郎の波乱万丈の生涯を演じました。
神木隆之介さんは『らんまん』で万太郎の60代まで演じました。
老いを演じることで、神木隆之介は少年性の壁を突破して新たな領域へ踏み入れました。
いつまでも妖精的な人を演じられる稀有な俳優であることを改めて印象づけました。
2013年11月に封切られた最新映画『ゴジラ-1.0』に、主人公の敷島浩一役で出演しました。

映画の舞台は戦後の日本。
戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現。
ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とします。
戦争に生き延びたものの、心に大きな傷を負った主人公・敷島浩一は、ゴジラに対しもがき苦しみながら生きて抗う術を探っていく姿を演じました。
この『ゴジラ-1.0』は、話題作となり、国内では、2024年2月上旬で興行収入約60億円、観客動員:372万人を越えました。
また、日本以上に海外で話題になり、アメリカでは外国語映画興収が歴代3位となりました。
イギリスとメキシコでは邦画実写の興収歴代1位を記録し、フランスでも期間限定で上映されるなど、日本の映像コンテンツが高く評価された映画となりました。
2023年は、神木隆之介さんにとって、『らんまん』で日本全国に、優しい人柄の演技で幸せを届けました。
そして『ゴジラ-1.0』では、世界の人々に、ゴジラに抗う人物の内面を好演して注目を集めました。
神木隆之介は、人々の記憶に残る作品で実績を積み上げ、2023年は、さらに演技の魅力が大きく花開いたそんな年でした。
神木隆之介が人気の理由2、監督や共演者を虜にする優しい笑顔

神木隆之介さんは本当に現場のみんなのことをよく見ていて、優しい笑顔で気遣いの上手なムードメーカーと評価されています。
子役の時の撮影現場では、子どもの自分の話を「ウンウン」と真剣に聞いてくれる大人たちがたくさんいたことが嬉しく、神木少年は仕事をするというより、現場が楽しくて会いに来ていると感覚でした。
神木隆之介を起用した監督
神木くんに、気遣いは不要でした、むしろ助けられていたと振り返ります。
本番に入るまで話をしたり遊んでいたりして、落ち着きのない小学生くらいの緩さと笑顔で、場を和ませたり。
でも神木くんは、
『はい、本番!』となると、全く違う表情に変わる。
求めているキャラクター像にフォーカスがぴったり合っているんです。
間だったり、ちょっとした震えだったり、繊細な芝居の表現がすごくうまい。
神木くんには何も伝える必要がなかった。
子役の時から大人と会話を絶やさなかった神木少年は、早くから監督や共演者たちの意図を理解し、実際の演技で期待を越えた表現で応えていたようです。
後輩とのコミュニケーション
「ここに居てもいいんだよ」と示せるように心がけています。
些細なことでも聞いてくれたり、話せたりすることで「ここにいてもいいんだよ」って示してもらえたら嬉しかったなと、かつて自身が現場で感じていたことでした。
学校のこととか、最近流行っていることなどなんでも、後輩に話しかけるようにしています。
孤高の役者さん
直感でお一人の方なんだなと思うとき、そのときは邪魔にならない程度に、話しかけます。
この人、孤独な雰囲気出してるけど、踏み込んだら面白いなと思ったらどんどん踏み込んでいきます。
ウザがられたら『今、ウザいと思ったでしょ?』って言っちゃえばいいだけ。
初対面でも怯まない、分け隔てのないオープンな姿勢は、普段から現場を“楽しく”を意識している神木さんならではのモットーです。
同年代のイケメン陰キャ俳優

神木隆之介さんは、「芸能界の友達が少ない」と自称する“イケメン陰キャ俳優”たちと意外にも交友関係が親密です。
若手イケメン俳優界隈では、「すべての道は神木隆之介に通ず」という噂まであります。
ライバルともいえる他の若手俳優から向けられる“熱烈な神木愛”が存在するのです。
神木隆之介さんは、明るさを押し付けるだけでなく、しっかりと一人一人を観察し、絶妙にコミュニケーションの仕方を変えています。
一見、人付き合いが難しそうな“イケメン陰キャ俳優”でさえ虜にしてしまう。
俳優は孤独な職業とも言われます。
とりわけ確固たる世界観を持ちストイックに芸を磨いていく“イケメン俳優”にとって、素直に好意を表現してくれる神木隆之介さんは貴重な「親友」といえます。
現場ではムードメーカー、さりげない気配りができる。
その気配りが『気を遣っている』という感じではなく、天性のもので人当たりが良く、落ち着いていて、貫禄もあり、頭の回転も速い。
どこか“デキるビジネスパーソン”のような印象もあります。
神木隆之介さん、カッコいいけど、三枚目のコメディもできるようなフレンドリーさで、彼の周りは楽しい雰囲気と笑顔に包まれます。
それでいて、撮影の本番で見せる演技力は抜群!
彼の周りにいる監督や役者さんは、そんな神木隆之介に感化され、ベストを尽くす作品作りに没入することができるのかもしれません。
神木隆之介が人気の理由3、家訓を忠実に守ることで人気の“かっこいい人柄”になったから

俳優としての才能と魅力を開花させる原動力の源、周囲から愛される性格を形作ったのは幼い頃から母に厳しく言われた3つの家訓の存在がありました。
神木さんのお母さんは〈自分はテレビに出ているんだぞ!〉と威張ったりするような、そういう子どもには絶対なってほしくないと思っていました。
幼い頃に母親から与えられた“家訓”をありました。
- 性格のかわいい人でありなさい
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 真逆の意見も一度は受け入れなさい
“この3つに反したら、お仕事は辞めてもらうよ”ということを、たびたび本人に確認していました。
神木家の家訓 その1:性格のかわいい人でありなさい
うれしいときは「うれしい」、悲しいときは「悲しい」と、しっかり自分の気持ちを表現できる人が隣にいると気持ちがいいと思います。
この家訓を実践したことで、人間関係の距離感を大きく縮め、芝居の仕事の円滑化や思わぬ交友関係の広がりに繋がり他者から信頼され、かっこいい人柄を形作る指針となりました。
神木家の家訓 その2:実るほど頭を垂れる稲穂かな

2005年、映画初主演作『妖怪大戦争』で三池崇史監督と出会ったことで、当時11歳だった神木くんの演技に対するマインドが一変しました。
三池監督から、役柄の置かれたシチュエーションなども意識して演じることを徹底的に叩き込まれました。
「演じるというのは、魂を削ることなんだ」
と説かれて奮起、俳優としてさらに邁進することを誓ったと言います。
この謙虚な姿勢、そこから確実になにかを学んでいく姿勢は、“実るほど頭を垂れる稲穂かな”の家訓の賜物と言えますね。
神木家の家訓 その3:真逆の意見も一度は受け入れなさい
“芝居を通して、自分が知らない役に出会うことを期待しています。”と話したことがありました。
役作りを通して、自分とは違う役、未知の自分を探す旅は現在も続いています。
今に至るまでも、子役出身のイメージを乗り越え、かっこいい人柄の青年へスケールアップしています。
まだ幼かった愛らしい子役時代の神木くんが、朝ドラで主演を務めるまでに成長しました。
その過程では沢山悩み、苦労もあったと思いますが、昔と変わらず視聴者の心を癒し、軽やかに佇んで魅せる俳優の神木隆之介さん。
神木家の家訓、“真逆の意見も一度は受け入れなさい”を実践した賜物だったと言えます。
神木隆之介さんは、母から賜った家訓を厳格に守ったことで、今の人気を成り立たせた人柄と人格形成、才能の開花に繋がったと言えます。
神木隆之介の魅力が広く知られるようになった!
神木隆之介さんの葛藤する演技も、
— 秋月アキ@漫画家志望 (@akizuki_eokak) January 19, 2024
覚悟ガンギマリの演技も本当に心打たれた。
#神木隆之介
— らんちゃん*@ドラマニア (@ichigoremonmkan) February 4, 2024
子役のときから見てて、年齢重ねてどんどんかっこよくなっていってて成長が感じられます!演技も正統派から悪役、癖の強い役も演じていてとても幅広くてそれぞれの作品を見ていてもとても楽しいです。auのCMで学生を演じてて違和感ないのは…すごい👀
神木隆之介さんは、様々な人物、人柄を年齢を越えて演じ分け、その演技力の高さに気付いた人から、彼の魅力の虜になっていくようです。
しかも、映画やドラマといった実写だけでなくアニメ声優としての実績を積んできている事もすばらしいです。
神木隆之介さんは、純真な青年のイメージを保ちつつ、演技の幅をひろげ続けていくことでしょう。
神木隆之介が人気の理由3選!まとめ
今回、神木隆之介さんですが、なぜ今のような人気になったのかという疑問について調べてみました。
いかがでしたでしょうか?
神木隆之介さんは日本のエンターテインメント界で重要な存在であり、その魅力的な演技と多様な活動は多くのファンに支持されています。
彼の存在感はスクリーンを引き立て、視聴者の心をつかんで離しません。
また青年然とした純真なルックスと独特の雰囲気は、多くの人々に愛され続けています。
そんな神木隆之介さんのこれからの活躍に期待いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。