シリアスからコメディーまで、幅広い役柄を変幻自在にこなす、若手きっての演技派イケメン俳優の菅田将暉さん。
映画にドラマだけでなく、音楽分野へと幅広い活動と才能を開花させてきました。
そんな菅田将暉さんですが、いまや、若手俳優の中のトップランナー、彼を天才と称してリスペクトする人は多いと言います。
今回、菅田将暉さんが、天才と言われ人気のイケメン俳優になったのか、彼の多才な演技力や幅広い活躍などを調べていきたいと思います。
それでは、ご案内します。
菅田将暉は天才と言われている?
菅田将暉おとこから見てもカッコエエってずるやん。イケメンで歌うまくて演技もうまい。天才だ
— た (@ALi0_0eN) July 3, 2019
菅田将暉ってほんと天才だな。
— すーちゃん (@spitz_lover) August 9, 2019
イケメンで演技上手くてトークも上手でギターも弾けて歌も歌えて、女性のカバーもできて完璧な人っているんだな。
菅田将暉めっちゃイケメンで声良くて歌上手いの天才じゃん
— ユサ (@km_yusa_78) December 31, 2019
菅田将暉さん、このように皆さんから、イケメンで演技が上手、音楽ができて才能豊かな天才と言葉を投げかけられています。
どのようにしてそんな印象になったのか調べていきましょう。
菅田将暉が天才といわれる理由1、どんな役でも演じられるイケメン俳優だから

イケメン俳優として知られる菅田将暉さん、実は役の幅の広さやギャップには驚かされるものがあります。
2013年映画『共喰い』に出演した20歳のころに、俳優としての目標を立てました。
映画、テレビ、舞台…「全部できる人が最強」、依頼のある仕事はどんなものでも断らず、役に成り切ると心に決めました。
髪型からしても一つに固定されず、俳優・菅田将暉のパブリックイメージはじつに多彩です。
演じる役柄の幅広さには定評があり、「カメレオン俳優」などと称されたりします。
2016年頃、あるバラエティ番組で「菅田さんの印象を街で聞いてみました」というような企画で、
イケメンだったり、暗かったり、明るかったり、チャラかったり、と答えはバラバラでした。
イメージが固定しておらず“カメレオン俳優”と言われる所以でした。
菅田将暉さんは、役作りのため頻繁に髪型や髪の色、時に体型を変化させています。
2014年映画『海月姫』で女装をした時は、10kg以上の減量と骨盤矯正を行いました。
そしてハイヒールで生活して女性らしい体型をつくりました。
2017年映画『あゝ、荒野』でのボクサー役では、体重にして20kgも差があるヤン・イクチュンと階級を合わせるため、15kgも増量して肉体改造を行いました。
また、菅田将暉さんというと坊主頭の姿が思い浮かぶと思います。
役のため初めて坊主にしたのは、デビュー3年目の2011年、ドラマ『ランナウェイ』で脱獄する若者の役を演じたときでした。
中学生まではスポーツ刈りだったので剃ることに抵抗も驚きもなく、むしろ芸能界に入って初めて髪を伸ばしたので、長髪キャラと思われるほうが彼には新鮮でした。
年齢を重ねても坊主頭がよく似合い、2023年の映画『銀河鉄道の父』で詩人・童話作家の宮沢賢治を演じるため、頭を丸めていました。
菅田将暉さんの髪型は坊主だけでなく、役によっては長髪にしたりと変幻自在でした。

2022年ドラマ『ミステリと言う勿れ』では、原作コミックの主人公・久能整を忠実に再現すべく、思い切ってポップコーンパーマをかけました。
これがあまりに原作そっくりで、原作者の田村由美さんからも絶賛されるほどでした。
菅田将暉さんの体格は「身長176cm、A型、長男、右利き、顔は濃くも薄くもなく、眉を隠すことで印象を変えられる」とデータ的に全てにおいて「普通」なので、どんな役にも寄せやすいと分析しています。
菅田将暉さんの才能は、そのキャラクターとしてのありのままの人生を映像に刻む演技力です。
イケメンをベースにしながら、どんな役柄にでも深く潜り込む演技が、視聴者に強烈な印象を残します。
このカメレオン俳優ぶりは今までのキャリアの中で、引き出しを増やしてきたからこそ醸成された才能と言えます。
菅田将暉が天才といわれる理由2、研ぎ澄まされた感性が演技力に魂を吹き込むから

魅力的な俳優として人々の記憶に残るためには、演じる人物の膨大な情報を一旦受け入れ、これに情感を交えて演じ、尚且つ映像化できるかが肝になります。
菅田さんは、その人物になりきって全身全霊で表現することが求められてきました。
彼の言葉や表情には1つ1つに力があって、相手に届くのです。
多くの情報をちゃんと相手に届くように演技をして伝える能力を持っている方は、なかなかいません。
そこに菅田さんのいちばんの凄さがあり魅力です。
菅田さんでなかったら、映像作品として成立さえできない作品もあったと言われています。
2016年映画『セトウツミ』を監督した大森立嗣氏は「頭が良くて理論的に話せるが、芝居になるとそれを全部壊して、予測を超えてくる」「カッコつけようという意識が一切なく、芝居を投げ出してくる」と評価していました。
2016年映画「溺れるナイフ」山戸結希監督は、演技は非常に感覚的「現場に入ると『この人は本当に天才なのだ』と思うことが多かった」と評価している。
2017年映画「キセキ」兼重淳監督は菅田の印象を「キャラクター像を感性で感じ取り、ヒュッと役に入っていく。入り込んでいるからアドリブでも延々とできる人」と語っていました。
2022年映画『百花』を監督した川村元気、菅田は「共感力が高く、共演者の芝居に反応して色が変わっていくので、脚本に書いてあったことが何倍にも膨らむ感覚がある」と評しました。
菅田将暉と何度も共演した小栗旬は「自分には理解できない才能を持っている」と称賛しました。

菅田将暉さんは、文芸作品や単館系作品に出演する一方で漫画の実写化なども多く、アイドル性と演技派の二面性を兼ね備えていると称されます。
三谷幸喜氏が監督を務めたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の中で、源義経役に俳優の菅田将暉を起用されます。
菅田が演じた義経は、“戦” を渇望し、勝つためには手段を選ばない残忍性を持ちながら、普段は無邪気な振舞いをする二面性が、ネット上で「新しい義経像」「サイコパス」など話題を呼んでいました。
菅田さんの演技について、監督の三谷氏はこういう風に演じてほしいなという思いで書いた台本を「120%で演じてくれ完璧です。素晴らしかったです」と絶賛しました。
菅田将暉は、自己の分析は鋭く的確です。
人と比較したり、自分を大きく見せたりすることもなく、主体的に自身を磨き続けたことで、菅田さんの今があります。
演技に魂を吹き込む情熱は唯一無二の個性となって、強い光を放っています。
菅田将暉が天才といわれる理由3、音楽の才能を演技力の向上につなげているから

俳優の菅田将暉さん、実は演技力だけでなく、歌唱力も高い評価を得ています。
新曲を出すたびに大きな注目を集め、俳優の枠を飛び越えた活躍を見せています。
2019年にはソロで『第70回NHK紅白歌合戦』に出場し「まちがいさがし」を熱唱、アーティストとしての活動も印象付けました。
歌手デビューへの足跡、菅田さんは2015年に主演したドラマ『ちゃんぽん食べたか』でさだまさしをモデルにした役を演じてから、ギターを練習するようになりました。
2016年1月放送のバラエティ番組『さんまのまんま』で吉田拓郎の「人生を語らず」の弾き語りを披露しました。
この演奏をテレビで見ていたレコード会社の担当者に誘われたことから、プロデビューのきっかけをつかみました。
その後、2017年には映画『キセキ‐あの日のソビト‐』で共演する成田凌、横浜流星、杉野遥亮と劇中でグリーンボーイズを結成してCDデビューします。
2017年3月にシングル曲「見たこともない景色」で音楽活動を開始。
2018年には初ライブツアー「菅田将暉 Premium 1st TOUR 2018」東京公演に立ちました。
2022年3月にアルバム『COLLAGE』を発表、2020年から2021年にリリースしたさまざまな映像作品のタイアップやミュージシャン、俳優らとのコラボによる8曲を収録。
このアルバム『COLLAGE』中には、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』主題歌としてリリースされた「虹」が含まれていました。
自身が出演した「虹」のミュージック・ビデオは1億回再生を突破するなどロング・ヒットを続けています。
■演技力の向上につなげる音楽活動

菅田将暉さんは、俳優業では常に演じている役として人前に出ています。
彼は、「毎日毎日役のこと、『誰かの人生のこと』ばかり考えてる」状態が何年も続き、徐々に自分自身のアイデンティティがわからなくなっていた、と言います。
俳優としての役を作るにあたっても、自分の軸というか、感情の基点がないと、『何が当たり前か』がわかんなくなってきたとそんな危惧を感じていました。
音楽活動をすることで、「自分の言葉で、衝動的に言葉を発せられる感じが新鮮」と感じます。
ライブのあとに撮影の現場に戻ると、大変落ち着くことができました。
音楽によって俳優業への意識も変わり、より自信も持てるようになりました。
菅田将暉さんのライブを初めて観たファンから、
カッコよくではなく、もっと泥臭くて、もっと率直に、音楽と向き合っている、
鳴らしている音の根本の部分に衝動と反骨精神が根付いている。
音楽性とかスタイルではなく、より本質的な意味で菅田将暉はパンクロッカーにみえた。
と、率直な感想がありました。
音楽の舞台の中で自分が好きにできる遊び場みたいなものを作って、その中で「もう傷ついても良い」と考え、しんどいことや嫌なことは全部エンターテイメントの中で昇華することにしました。
お芝居の役作りするにあたっても、自分の軸が明確になり、菅田将暉さんにとって音楽活動は大切な要素となりました。
菅田将暉の才能がブレイクしたきっかけ

デビュー当初のマネージャーは、菅田さんをアイドルっぽく売りたいと考えていたようです。
本人はそれに違和感を抱きつつも、そういうものだと思っていました。
2013年、新しいマネージャーに変わった矢先、映画『共喰い』のオファーが舞い込みます。
芥川賞を受賞した田中慎弥の小説が原作の映画、濡れ場もあり、R指定のついている作品。
所属する事務所内では、当時19歳だった菅田にはまだ早いとほぼ全員が反対しました。
しかし、それまでのアイドル的な存在から未知の領域に飛び込みたいと考えた菅田さんは、反対を押し切り、オファーを受けます。
反対を押し切って出演したことで「結局その作品以降、僕の人生は変わった」と、同作が自身のターニングポイントになりました。
この映画で、自堕落な父親を嫌悪しながらも、その血が自分に流れることに苛まれる青年を演じることになりました。
青山真治監督は、
映画「共喰い」は完全に菅田将暉に征服された。
こんなはずじゃなかったのに
と、監督は悔し紛れに呟いた。
もちろんそれは本望だったと振り返りました。
青山監督は菅田の第一印象を、“その目と眉から放たれる勘と癇の鋭さは初対面からすでに鬼や妖怪じみたもの”として感じていました。
“役柄にも相応しくエキセントリックに釣り上がり、半人前の怯えまでも御誂え向きに擁していた”と評しました。
菅田将暉さんは、それまでのイメージを一新した同作について、自身の幅の「真逆にあったもの」、直感的にこれをやらなければと思ったとのことです。
この出演のあと菅田将暉さんは、理性と狂気のあいだを揺れ動く役どころが好演できる俳優として出演オファーが続いていきました。
そして多くの人々に、菅田将暉さんが知られるきっかけとなりました。
菅田将暉が天才といわれる理由3選!まとめ
今回、菅田将暉さんですが、なぜ天才と言われるようになったのか?という疑問について調べてみました。
いかがでしたでしょうか?
菅田将暉さんはその演技力だけでなく、独特の歌声や表現力にもあり、日本の若手俳優として、多くのファンに支持されています。
彼の存在感や個性が、作品に新たな輝きを与え、その魅力で多く人々を惹きつけ共感を呼び起こします。
そんな菅田将暉さんのこれからの活躍に期待いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。