自ら音楽プロデューサー演出家として活動し、芸能事務所の株式会社TOBE(トゥービー)を立ち上げた代表取締役である滝沢秀明さん。
今回、滝沢秀明さんが、ジャニーズを辞めてから、なぜ現在の芸能事務所の社長になり、そこで何がしたいのか、疑問に持ちました。
滝沢秀明さんの事を調べていきたいと思います。
それでは、ご案内します。
滝沢秀明は何がしたい?
新事務所立ち上げ報道に対して“滝沢秀明は何がしたい?”と、ネット上のコメントがいくつかありました。
事務所立ち上げたので、その経営でしょうね。
ジャニーズ2号店のような事務所を作る?
プロデュースと風通しの良い職場環境作り
ジャニー喜多川1番知ってるんじゃねーのか?
ジャニーズのゴタゴタも滝沢側が仕掛けた権力争い
なんでメンバー全員引っこ抜かないんだろ?
ネットのコメントより
滝沢秀明さんが事務所を立ち上げまでして、何をしたいのかよくわからない、と素朴に疑問に思っている方々がおられるようです。
滝沢さんが、どんな思い出芸能事務所を立ち上げて、何を実現したかったのか紐解いていきます。
元メンバーの合流で勢いを増した事務所「TOBE」

2023年3月21日、滝沢秀明さんは株式会社TOBEを設立を発表。
今後に関していろいろ考えた結果、僕はやはりもう一度、エンターテインメントの人生を歩もうと決意いたしました。
自分の覚悟と皆さんの期待を背負い、新人募集をし、アーティストをプロデュースする会社を立ち上げました。
改めてエンターテインメントの世界で走り出すことを本日、ご報告させていただきます。
とSNSで発表しました。
会社立ち上げから半年ほどの短期間に、旧ジャニーズ事務所の退所者13名が、一挙に「TOBE」へ合流しました。
2023年7月2日 元V6メンバー 三宅健が合流
2023年7月7日 King & Princeの元メンバー 平野紫耀と神宮寺勇太が合流
2023年7月14日 IMPACTorsのメンバーだった7人全員が「IMP.」として合流
2023年8月16日 元ジャニーズJr. 大東立樹が合流
2023年9月17日 Kis-My-Ft2の元メンバー 北山宏光が合流
2023年10月15日 King & Princeの元メンバー岸優太が合流、先に合流していた平野・神宮寺と共に「Number_i」として活動開始
「TOBE」は今一番、勢いのある芸能事務所として本格的に動き始めました。
芸能事務所「TOBE」を率いる滝沢秀明さんは、前職のジャニーズ事務所において、2018年に芸能の表舞台から退いていました。
運営プロデュース側であるジャニーズアイランド社長に就任、ジャニーズ事務所副社長を兼務し、芸能事務所の経営経験を積んできたと言えます。
タレントとして表舞台に戻る可能性については
もう多分、スイッチをオフにしちゃったんで
と笑顔で否定。
両方やってきた人ってなかなか少ないんだろうなと思う
と話し
ステージからお客さんを見る景色と、お客さん越しにステージを見る景色って全然違うんですよね。
タレントの時にはファンの方たちの動きとか、どこに喜んでいるっていうのは正直全ては見えていなかった。
今は両方から見た目線で会社をつくってる感じですね
と芸能活動をプロデュースする仕事が滝沢さんの思いであることを明かしました。
滝沢秀明さんは、早期からジャニーズJr.のリーダーを務め、タッキー&翼としてCDデビュー後も数々の舞台の座長として多くの後輩たちの面倒を見てきていました。
当時はあまり知られていなかったジュニア人気の盛り上げ役として、影で支える活動をしていました。
滝沢さんは、成長途上の若手アイドルとファンの関係をより良いものに育てていく活動に魅力を感じていたようです。
そして今、全てを自分でマネージメントする機会を掴んだのかもしれません。
滝沢秀明は新たな芸能事務所で何を目指しているのか

「TOBE」の目指すビジョン
時代はいつも1人の強い想いからはじまります。
これは、TOBEのオフィシャルサイトに刻まれた言葉です。
滝沢さんが芸能の世界で生きるなかで、その目でみてきたもの。
「TOBE」の掲げるこの言葉には、今までの活動と経験に根ざしているものから生まれたと言えます。
そして彼は常に世界を見ている。
「TOBE」のコンセプトに
「新たな時代」(new era)
「次の世界」(next world)
という言葉を掲げています。
滝沢秀明さんは、仲間となったメンバーへ問いかけます。
アーティストの皆さんがなぜTOBEにきたのかという答えを出さなきゃいけないと思う。
それぞれが、“TOBEにきた意味”を自問しながら活動している。
その答えを、彼らは音楽作品に落とし込んで行きます。
作品一つひとつには、自分たちがやりたいこと、どう在りたいかという想いが、それぞれに表れていると言えます。
僕のことを知らない世界の方々に向けても、僕たちが作るエンターテインメントを頑張りたい
元V6の三宅健
僕たちが発信するエンターテインメントで世界中の人たちを笑顔にできるような景色を見せていきたい
元King&Princeの神宮寺勇太
これからいろんな色をつけていって、どんな色になるのか将来を楽しみにしながら、みんなと一歩一歩進んでいきたい
元King&Princeの平野紫耀
覚悟を持ってこうして立っている
元Kis-My-Ft2の北山宏光
異なる個性が集まったチームだからこその大舞台、変化と希望。
“次の世界”へ向かうために合流したアーティスト達。
受け手であるファンの生活や人生に関わることがエンターテインメントに課せられた使命
「TOBE」の出現は、その価値を世に届けるポジションに立つことを、時代が求めてきたといえます。
滝沢秀明は芸能プロデュースの手腕があった!

メンバーのタレントのため、そして彼らを応援してくださるファンのために、それぞれの思いを成立させるのが「TOBE」の役割と言えます。
メンバーとビジョンの共有化を進めた
滝沢秀明さんは、「TOBE」は夢の国と説明、タレントがタレントらしく活動し、プラスアルファで自分の意思をのせてファンの皆さんに届ける。
それを基本軸に据えて、行動に移せることは何でも挑戦すると決意。
僕だけじゃなくてアーティストの皆さんも人生をかけて一緒に頑張っていこうと決意をしてくださったので。
合流したアーティストメンバーは、滝沢秀明さんの掲げるビジョンに共感して、自らの人生を賭けて集まってきたと言えます。
その思いには、打算や身の保身、計算高さといったものとは無縁の価値観、情熱や真っ直ぐな気持ちを感じます。
ファンもその思いを理解を示し、彼らを全面的に応援しているのです。
強力なブレーンを味方にする

辣腕演出・プロデューサーである高橋弘樹氏の支援を受けることになりました。
高橋氏は、テレビ東京の元局員プロデューサー。
「家、ついて行ってイイですか?」や「空から日本を見てみよう」「AKB48、最近聞いた?」ほか代表作を多数手掛けました。
日本経済新聞社と組んだユーチューブのニュースバラエティー「日経テレ東大学」を登録者数100万人に伸ばしたヒットメーカーの張本人。
高橋さんという強力な援軍を獲得した「TOBE」は時短でステップアップしています。
ユーチューブのチャンネル登録者数は10カ月足らずで121万人になっていて、かねて掲げている世界進出に向けて視界は良好です。
ネットの影響力を知っている
2023年3月、滝沢秀明社長の芸能事務所「TOBE」設立公式発表は、Twitter(現X)のスペース機能を利用して行われました。
『いろいろ考えた結果、僕はやはりもう一度、エンターテインメントの人生を歩もうと決意いたしました・・。改めて本日ご報告させていただきます』
ネットを活用して公式発表が行われました。
このSNSを駆使した発信は、令和時代のファンに瞬く間に広がりました。
「TOBEアーティストを応援いただき感謝しております」と題したポスト。
「TOBEのアーティストが更なる高みを目指す為、SNSを活用し皆さんと一緒に盛り上げていきたいと考えています」
とファンとより密接につながることがアーティストの成長を促すと宣言しました。
「TOBE」にて配信している動画をYouTubeやTikTokなどで広める事で沢山の方の目に触れる機会が増えます。
世界と戦う為にSNSを活用する事は今では当たり前の時代になりました。
今後、TOBEの動画を皆様の手でさらに演出を加えていただき、共に広げていきたいと考えております。
とYouTube切り抜きチャンネル運営の申請フォームを案内しました。
これは、ファンの方々がコンテンツを登録すれば自由に活用できる事を伝えるものでした。
滝沢秀明さんは、ファンに絶大な信頼を寄せ、同じ思いの仲間と手をつなぎ、共感の和をひろげるツールとして、ネットの活用を最大限促すものでした。
滝沢秀明さんは、どんな立場であろうとエンターテインメントで人々を喜ばせるのは、いつの時代にも必要なことと言います。
そのために新しいことへ挑戦していく、そんな滝沢さんのマネージメント能力の高さを感じました。
会社TOBEを立ち上げるまでの経緯
滝沢秀明さん、ジャニーズ入所からの最近までの活動概要をまとめました。
年日 | 年齢 | 活動 |
---|---|---|
1995年 | 13歳 | ジャニーズ事務所に入所。ジャニーズJrのリーダーになりドラマに出演 |
2002年 | 20歳 | 今井翼とユニット、タッキー&翼を結成。CDデビュー |
2005年 | 22歳 | NHK大河ドラマ「義経」に主演 |
2018年 | 36歳 | タッキー&翼の活動終了。プロデュース業に転身 |
2019年1月 | ジャニーズアイランド社長に就任 | |
2019年7月 | 37歳 | ジャニー喜多川社長死去。9月に事務所副社長に就任 |
2022年10月 | 40歳 | ジャニーズアイランド社長およびジャニーズ事務所副社長を退任。同時に退社 |
2023年 3月21日 | 新会社「TOBE」(トゥービー)を立ち上げ | |
2023年 7月 2日 | 41歳 | 「TOBE」に元V6の三宅健が加入した事を発表。 以降、元ジャニーズメンバーが続々と「TOBE」に合流した。 |
2024年 3月14日 | 東京ドームにてTOBEのライブコンサート「to HEROes~TOBE 1st Super Live~」を3月14日~17日で開催 |
滝沢秀明さんは、13歳でジャニーズ事務所に入所します。
アイドルとして活動を始め、NHK大河ドラマ「義経」役に抜擢されるなど芸能実績を積みました。
36歳の時に表舞台から退き、プロデュースの仕事に転向します。
組織の要職に就き、芸能活動を経営的な視点で見る目を養ってきました。
一連の性加害問題が取り沙汰される前に会社を去られています。
滝沢秀明さんはその後、芸能事務所の新会社「TOBE」を立ち上げました。
【なぜ】滝沢秀明は何がしたい!まとめ
今回、滝沢秀明さんですが、ジャニーズを辞めてから、なぜ現在の芸能事務所の社長になったのか、そこで何を実現したいのかについて調べてみました。
いかがでしたでしょうか?
芸能アーティストは、ファンとアーティストと双方の信頼関係で成り立ちます。
ファンの方々の意見に真摯に耳を傾けると同じことを、アーティストにもその姿勢を見せなければなりません。
そのアーティストが、弱者として扱われてきたことが、近年明らかになってきました。
滝沢秀明さんは、今までの大きな組織に頼らず、直接ファンと交流する仕組みや場所を作ることで、アーティストを守っていくと決意したのかもしれません。
アーティストの世界を、不自由さや理不尽さ、しがらみのない場所にしたいと、そんな「夢の国」の実現を滝沢秀明さんは目指していると思いました。
滝沢秀明さんのこれからの活躍に期待いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。