セーラー服で歌い踊る姿が印象的なダンス&ボーカル・グループ「新しい学校のリーダーズ」
4人の個性的で型にはまらないダンスパフォーマンスは、昭和感のある高い歌唱力と相まって、見る人の心に響きます。
「新しい学校のリーダーズ」は、2023年大晦日に放映されるNHK紅白歌合戦に初出場することが決まりました。
選考の基準の中に、「今年の活躍」や「世論の支持」があるとのこと。
初めて知る人には、「新しい学校のリーダーズ」って何者?
ブレイクしたらしいけど、売れた理由は?、なぜ人気なの?
そんな疑問を感じる人に「新しい学校のリーダーズ」のなぜ?を調べてみました。
それでは、検証してみましょう。
【何者?】「新しい学校のリーダーズ」紅白初出場に選ばれるほど、なぜ人気?
新しい学校のリーダーズ
— ちえメロディ (@JIGUZAGUZAGUJI) November 16, 2023
6歳の娘が大好きなの
ボーカルの子、めっちゃ歌うまいなーって思う🥹
ラジコで日曜天国聴いていたら面白い曲に出会えた。
— ぱぱねぎ (@samayounegi) November 21, 2023
新しい学校のリーダーズのオトナブルー、面白い歌詞におっさんでもしっくりくる曲調でyotubeでPV観てさらにユニークな存在にハマった♪、こんなグループしらんかったなぁ。
夫婦で新しい学校のリーダーズ好きだから話題が尽きなくて毎日ほんと楽しい!夫ず〜〜っと共感してくれるし!最高〜!夫もリーダーズも大好き❣️❣️❣️
— アミナモ (@aminamochan) July 19, 2023
遅ればせながら、新しい学校のリーダーズにハマった45歳BBAです。
— 渚@巻島 (@no9Nagisa) September 12, 2023
もうすぐ46歳です。
この子達楽しいな!!!
好き!!!
何かの拍子に、偶然に彼女らを目撃し、気に入ってしまう。
年齢を問わずに人気があるようです。
ライブへ行った方の感想でも、
“新しい学校のリーダーズのファン層、すごい笑!、男女比半々、年齢10~50、雰囲気バラバラ”
“ファン層が幅広ーい、女性と子連れが多い!ビックリ”
というような声もありました。

「新しい学校のリーダーズ」を好きになった方々は、予想以上に、年齢や性別の幅が広いようですね。
「新しい学校のリーダーズ」売れた理由1、楽曲「オトナブルー」がバズったから

「新しい学校のリーダーズ」は学校の制服を着て、学校の上履きを履いている、格好はまさに一昔前、あるいは地方の学生といった雰囲気です。
SNS総フォローワー数1400万以上、注目を浴びたヒット曲「オトナブルー」の関連動画再生回数は31億回越えました。
ネットで情報を得ている人からすると「新しい学校のリーダーズ」と「オトナブルー」を知らない者はいない勢いです。
若い世代の「新しい学校のリーダーズ」の浸透度は相当なもの、高校生や大学生で彼女たちを知らない者は、皆無です。
テレビから距離を置く彼ら世代でも、「新しい学校のリーダーズ」が紅白に出るなら視てみたいと、紅白に関心を示すほどのようです。
「オトナブルー」という楽曲の特徴は
・どこか昭和の香り漂うサウンド
・「少女が背伸びして大人ぶる」という古典的な歌詞
・それでいてスカートもまくり上げる男性的なパフォーマンスの意外性がウケてる

和田アキ子の不朽の名曲『古い日記』と『オトナブルー』マッシュアップコラボ~FNS歌謡祭~
実はこの「オトナブルー」は、2020年5月に配信リリースされており、早3年以上も前の曲です。
ここ、最近テレビ出演で彼女達が、目立つようになり「オトナブルー」が話題になると、それまでの楽曲やミュージックビデオが再発掘され、その独創的なパフォーマンスが知られるようになりました。
「新しい学校のリーダーズ」売れた理由2、独特な世界観が受けたから

■外見は・・・
- セーラー服
- 昭和レトロの楽曲
- 日本的
セーラー服にまとわりつきがちな弱さや愛らしさのイメージを、力強いパフォーマンスで吹き飛ばして見せてしまいます。
一見、女子高生の内輪のノリっぽくふざけているようですが、実はカッコいい。
セーラー服やお辞儀など日本的な要素が混ざり、学校生活をユーモアを交えて表現し、独特の世界観を醸し出します。
また、歌詞や曲調は80年代を彷彿とさせ、昭和の懐かしさも感じさせます。
昔の学生時代の学校を舞台に、ノスタルジーを呼び起こすことで、偶然「新しい学校のリーダーズ」を目撃してしまった中高年層も沼ってしまうようです。
■内面は・・
- 個性と自由の主張
- 自らを楽しむ
- 価値観の共有
「個性と自由ではみ出していく」をモットーに音楽活動を続けてきました。
現代社会における若者の反抗を、ユニークに少し皮肉を交えて表現しています。
破天荒で荒っぽく見えるようで、実はきわめて真面目な主張を含んでいます。
模範的なヤツばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から個性と自由ではみ出していく。
学校空間の場で主張しているようでいて、社会全体に普遍的なメッセージを発信しています。
まさに新しい時代のリーダーが語るような内容です。
最年長のMIZYUさんは、最近の同世代のコたちはどんどん解放されてきてるから、この世代が大人になれば世界が変わりそうだ、と明るい未来を予感している発言しました。
「新しい学校のリーダーズ」売れた理由3、ブレイクのきっかけは海外から

国内より先に、海外の音楽アーテイストに高く評価されました。
■世界的アーテイストに“発見”された
世界的に有名ラッパーのガーディー・Bが「新しい学校のリーダーズ」のダンスをSNSで取り上げたことがきっかけになり、世界中で有名になりました。
2021年11月、この世界的アーテイストに“発見”されたことでTikTokが大バズリ。
SNS総フォローワー数がこの時1000万を越えました。
多くの海外の人々が「新しい学校のリーダーズ」を知るようになりました。
■海外の音楽レーベルとの契約
2020年11月、「新しい学校のリーダーズ」は、海外の音楽レーベル「88rising」と契約、「ATARASHII GAKKO!」名義で、世界デビューを果たしました。
ラッパーのガーディー・Bが、彼女ら「ATARASHII GAKKO!」を発見してくれたのも、海外レーベル88risingのプラットホームのお陰でした。
業界関係者は、確かに「新しい学校のリーダーズ」のパフォーマンス力の高さは知られ始めていましたが、海外レーベル88risingの契約を驚きの情報と受け取られました。
2020年頃、彼女らは、国内での地道なプロモーション活動に手応えを感じ始めていました。
無名からの脱出が近いと感じ、さらなるファン獲得の活動を進めようと、アーテイスト向けのクラウドファンディングの活用を視野に、次のステップへ進めるタイミングでした。
まさにその時、「新しい学校のリーダーズ」の海外進出の幸運が舞い込んできたのです。
■世界が注目する4人組パフォーマンス集団

海外での名義は、「ATARASHII GAKKO!」
「新しい学校のリーダーズ」を、海外のファンは「AG!」と略して呼んでくれています。
海外で火がついたのは、学校、セーラー服といった異文化を全面に出して日本を感じられたからと思われます。
個性の強いダンスパフォーマンス、セーラー服などのルックスインパクトもあり、先に、国外で脚光を浴び、日本に凱旋してきた形になりました。
海外の観客のリアクションは、ダイナミック。
やばい!やばい!と心の声が漏れ聞こえてくるような声援をしてきます。
「ワオ!セーラームーンみたいだ!」とリアクションしてくる。
日本的な要素の独自性に加えて、独特な振り付け、パワフルでダイナミックなダンス、それらのミックスした意外性が、海外のファンを魅了しています。
「新しい学校のリーダーズ」売れた理由4、音楽活動の実績を積んできたから

「新しい学校のリーダーズ」は最近になって急に出できたと思われがちですが、2015年の結成から、すでに活動8年を経過しています。
今は、海外でもワンマンライブを開催するなど認知度は高いですが、その海外デビューするまでしっかり音楽活動の実績を積んできました。
2015年グループ結成時、MIZYUは16歳高校2年、他の3人は13歳の中学2年生。
2015年~2018年、ロッテ、湖池屋、ラーメンチェーン幸楽苑の企業案件。
2017年はTVドラマとアニメの主題歌
2020年までに、シングル曲デビュー、ファースト、セカンドアルバム発売
その間に、全国様々な音楽イベントに参加し活動を続けてきました。
■アメリカでの創作活動経験

2020年アメリカの音楽レーベル「88rising」と契約しました。
そして、アメリカで有名なサウンドプロデューサーのマニー・マークと出会い、彼が「新しい学校のリーダーズ」をプロデュースします。
楽曲のレコーディングとミュージックビデオの撮影の為、マニー・マークと2ヶ月半にわたり、ロサンゼルスの一軒家で缶詰になって創作活動をします。
アートの無限性と表現を形にする実行力をアメリカで学びました。
ここでの学びは、その後のグローバルで活躍する「新しい学校のリーダーズ」の4人のメンバーにとって、大きな収穫となりました。
2021年11月6日には、アメリカ・ロサンゼルスで開催された音楽フェス「Head In the Clouds」に出演。
2022年、アメリカでの音楽活動を中心に、インドネシア、フィリピンなど他の地域での実績も積んでいきました。
「新しい学校のリーダーズ」売れた理由5、自分たちでマネージメントしてきたから

「新しい学校のリーダーズ」の4人は、組織の指示に従うアイドルグループとは違い、自分たちで自覚して考え、失敗しては修正する、自立自営型のグループです。
自分たちで考えて行動しているからこそ、発言内容や考え方がしっかりしていて、音楽活動を通してメッセージを伝えることが出来ています。
自分たちで振り付け
専門の振付師を使わず、自分たちで振り付けを考え、パフォーマンススキルを磨いてきました。
メンバーは可愛いけど、ダンスはパワフルでカッコいいというギャップが評価されます。
4人の個性を打ち出しながら、シンクロ率の高いダンスパフォーマンスとエンターテインメント性を高めてきました。
有名振付師も、あまりに特殊な振り付けの数々を目の当たりにし、そんな踊りあるんやと驚愕したとの声も聞かれるほど、独自性が高い振り付けです。
ステージ経験の豊富さ

「新しい学校のリーダーズ」はアイドルでも、ラッパーでも、バンドでもない。
どこのステージに行っても浮いた存在でした。
そんな状況を自分たちしか持てない強みに変えてきました。
たとえアウェーのステージでも、その場を楽しむ能力があるのが、4人の「はみ出し青春」を体現してきた強みでした。
攻めの利いたダンスとサウンド、個性的なキャラクターを前面に出し活動してきました。
着実にファン層を掴み始め、手応え感が出るころまで、舞台演出も自分たちで運営してきました。
演出も自前で行った

以前は4人でライブの演出を考えて、文化祭のノリで、アナログ的なやり方をして楽しんでいました。
2022年「無名卒業ライブ」で、プロの演出家さんに入って頂いてから、初めて見えた景色と学びがありました。
初めて最近の本格的なステージ運営や演出をしたからこそ、それまでの手作りでやっていた時期の尊さに気づきました。
今は、以前の経験を加えて、両方を掛け合わせてステージ演出を考えるようになりました。
「新しい学校のリーダーズ」を紹介
ここで、「新しい学校のリーダーズ」のお伝えした内容を振り返り、紅白出場につながる足跡を整理したいと思います。
活動年表の紹介

2015年にグループ結成
全員が、現在の活躍に繋がるダンスの素養があり、才能と個性を持ち合わせたメンバーで構成されています。
自前のイベント以外に、全国各地域の音楽イベントに参加して、豊富なステージ経験を持っています。
参加したイベント先での、アウェー感を逆転させる場数を踏み、居合わせたお客様を、喜ばせ感動させる事を楽しむ経験してきました。
2020年、海外レーベル88risingで、世界進出するまでは、自前ですべてプロデュースをする経験をしてきました。
メンバー紹介

MIZYU(みずゆ)
1998年12月22日生まれ
東京都出身
黒髪2つ縛りが印象的なMIZYU
小学5年の時から、きゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサーをつとめ、モデルとしても活動していた。

RIN(りん)
2001年9月11日生まれ
埼玉県出身
髪型は、サイドを刈り上げたツーブロック
キッズダンスコンテスト「ALL JAPAN SUPER KIDS DANCE CONTEST」2年連続優勝

SUZUKA(すずか)
2001年11月29日生まれ
大阪府出身
グループの高身長で、丸の伊達メガネがトレードマーク
リードボーカル担当、幼少期よりダンスとミュージカルスクールに通っていた。

KANON(かのん)
2002年1月18日生まれ
群馬県出身
長いストレートヘアが特徴
動画投稿を担当、世界中をバズらせた影の立役者、小学1年からダンススクールに通っていた。
【何者?】「新しい学校のリーダーズ」売れた理由5、まとめ
今回、新しい学校のリーダーズが、なぜ紅白初出場に選ばれるほど売れたのか、その理由を検証してみました。
いかがでしたでしょうか?
彼女たちは、ぽっと出では無く、長い期間にわたり音楽活動をしてきました。
組織の指示やお膳立てをしてくれるアイドル系アーティストとは違い、自分で考え独立自営で前へ進んできたようです。
個性と自由ではみ出すという自分たちの主張が、一貫していてブレません。
この4人の信条に従って、ただただ好きなもの、夢中になれるものを作り上げてきた。
そうしたら、好きになって楽しんでくれる人が増えてきました。
今や、性別や年齢層を越えて人が集まり始めています。
今後の活躍が大変楽しみです。
これからも、新たな魅力を多くの人々に届ける、「新しい学校のリーダーズ」に期待いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。