元欅坂46のセンターとして圧倒的な存在感を放ち、グループの象徴的存在となった平手友梨奈さん。2020年の電撃的な脱退後も、女優、歌手、ダンサーとして独自の世界観を展開し、国内外で評価されています。
しかし、2020年1月の突然の発表はファンに大きな衝撃を与えました。なぜ円満な「卒業」ではなく、厳しい響きのある「脱退」だったのか? 彼女の身に「なにがあった」のでしょうか?
ここでは、当時の報道やドキュメンタリー映画を基に、ネット上の情報やX(旧Twitter)の反応を調査。「なぜ脱退」「なにがあった」「やめた理由」「脱退日」「卒業理由」「脱退理由」といったキーワードを織り交ぜながら、その背景を探ります。
そこからは、想像しがちなイジメや派閥争いとは異なる、彼女の心身の限界と、表現への極端なこだわりが見えてきます。
「卒業」ではなく、なぜ「脱退」だったのか?

平手友梨奈さんの「脱退日」は、2020年1月23日(発表日)です。この日、公式サイトで「平手友梨奈が欅坂46を脱退する」と公表され、同時に他のメンバーの卒業・休止も発表されました。
脱退は本人の希望によるもので、平手さん本人はラジオ番組で「(理由を)今は話したいとは思わないので、いつか自分が話したいと思ったときに、機会があればお話をさせていただこうかなと」と語り、詳細を明かしませんでした。
ここで大きな謎となるのが、なぜ「卒業」ではなく「脱退」だったのか、という点です。
アイドル業界で「卒業」は円満な別れを意味し、セレモニーが行われるのが一般的です。一方、「脱退」は突然の離脱やトラブルを想像させます。

関係者によると、平手さんがあえて「脱退」を選んだのは、グループに迷惑をかけたという責任を感じていたためではないか、と言われています。彼女の強いこだわりがグループ内で波紋を呼び、決別を強調する形になったのかもしれません。
「なにがあった?」脱退理由の真相と心身の限界

平手さん本人が「やめた理由」を語っていないため、ここからは推測が中心となります。しかし、ドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実」や当時の報道から、いくつかの背景が浮かび上がります。
1. 心身の不調と過労
デビュー(2015年)から8作連続でセンターを務め、そのプレッシャーは想像を絶するものだったでしょう。2017年の握手会襲撃事件後からは体調不良が目立ち始め、仙腸関節不安定症や過呼吸で倒れるなど、休養を繰り返しました。
ドキュメンタリーでは、紅白歌合戦やMV撮影の舞台裏で、文字通り精魂を搾り取られる様子が描かれています。2017年末には「一時的にでもグループから離れたい」と漏らしたこともあったようです。その理由は「自分だけが目立ってしまうから」というものでしたが、心身ともに消耗が限界を超えていたのは明らかでした。

2. グループ内の孤立と運営の依存構造
欅坂46は、良くも悪くも平手さんの圧倒的な表現力に依存する「平手一強体制」でした。これが、他のメンバーの成長を阻害していたという側面もあります。
また、運営の体制も彼女の孤立を深めたようです。東京スポーツの記事では、ある撮影現場で平手さんがイメージに合わないセットに異議を唱え、撮影そのものが流れるという「衝撃事件」があったと報じられました。
こうした妥協のない姿勢が、プロデューサーの秋元康氏との対立を生み、グループ内で「女王様」扱いされるきっかけになったとも言われています。これが「なにがあった」のかの核心の一つかもしれません。
パフォーマンスへの追求と「やり残したこと」

彼女はパフォーマンスに納得がいくまで追求する求道者でした。
ドキュメンタリー映画では、2019年の紅白歌合戦の後に涙を見せたシーンが描かれ、まるで「もうやり残すことはない」というかのような達成感が脱退理由だったのでは、と読み取ることもできます。
しかし、平手さん本人は映画公開時のインタビューで「自分では納得いったことがないですね」と語っており、真相は曖昧なままです。
Xでは今も「平手友梨奈、そろそろ脱退した理由話しても良くないか」という声がある一方で、「欅坂が幕を閉じた理由が平手友梨奈の脱退だとは思わない」と、彼女を擁護する声も多くあります。
まとめ:語られない「やめた理由」と彼女の「格の違い」
平手友梨奈さんの「脱退」は、単純なイジメや燃え尽き症候群ではなく、10代の少女が背負うにはあまりにも重いプレッシャーと、彼女自身の表現への追求心が引き起こした結果と言えそうです。
運営やグループ全体が彼女に依存してしまった結果、彼女は孤立し、最終的に「卒業」ではなく「脱退」という厳しい言葉を選んだのかもしれません。その責任感の示し方に、彼女の「格の違い」を感じさせます。
真相は本人にしか分かりませんが、この壮絶な経験が、現在の彼女の唯一無二の表現力を生み出したのでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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