元乃木坂46のエースで、卒業後も女優やモデルとして輝き続ける齋藤飛鳥さん。そのミステリアスな雰囲気と、時折見せる毒舌なキャラクターはどこから来るのでしょうか。実はそのルーツは、彼女のユニークな生い立ちに隠されていました。
今回は、齋藤飛鳥さんの知られざる子供時代から学生時代、そして乃木坂46の扉を開くまでを追いかけます。活発だった少女が内省的な思春期を経て、運命のステージに駆け上がるまでの物語です。
活発だった幼少期と「ハーフ」というルーツ

飛鳥さんの出身地は、人情味あふれる東京の下町、葛飾区のお花茶屋。今でこそクールな印象ですが、子供の頃はとても活発な女の子だったとか。
日本人のお父さんとミャンマー人のお母さん、そして2人のお兄さんという5人家族の末っ子として、のびのびと育ちました。彼女のユーモアのセンスは、明るく少し天然なミャンマー出身のお母さんの影響かもしれませんね。愛称の「あしゅ」や「あしゅりん」も、そんな親しみやすい家庭環境から生まれたのでしょう。

8歳からは子役として活動を始め、すでにカメラの前で自然に振る舞う才能を発揮していました。しかし、その一方で、多文化的な背景は彼女のアイデンティティを豊かにし、後のモデル活動で見せるエキゾチックな美しさの基盤ともなりました。
挫折と出会い、揺れ動いた学生時代

地元の葛飾区立上千葉小学校に入学した飛鳥さん。低学年ではお笑いクラブ、高学年ではブラスバンドでティンパニを担当するなど、ここでも活発な一面を見せます。勉強も得意な優等生だったそうです。
そんな彼女に転機が訪れたのは小学4年生のとき。学校のダンス部が踊るアイドルの曲に心を奪われ、強い憧れを抱くようになります。
しかし、この頃から人間関係に悩み始めたとも語っています。ハーフであることや内気な性格が影響したのか、辛い経験もしたようです。今の彼女が持つ「根暗で読書家」な一面は、この時期の経験が育んだ繊細さなのかもしれません。

地元の双葉中学校に進学してからは吹奏楽部に入部し、サックスとバスクラリネットを担当。音楽への情熱を燃やし続けながら、新たな運命の扉を開くことになります。
13歳の衝撃!乃木坂46・最年少メンバーの誕生

中学1年生になったばかりの2011年夏、友人から聞いたオーディションが彼女の運命を大きく変えます。母親の後押しもあって応募した「乃木坂46の1期生オーディション」に、見事合格。
2011年8月21日、当時わずか13歳。グループ最年少メンバーとして、齋藤飛鳥のアイドル人生が幕を開けました。オーディションでは西野カナの「if」を歌い、その才能の片鱗を見せつけました。

子役時代の経験が、13歳という若さで大舞台に立つ彼女の心を支えたのでしょう。加入当初からクールさと毒舌で異彩を放ち、やがて乃木坂46に欠かせないエースへと成長していきます。
まとめ:下町から生まれた唯一無二のスター
葛飾区お花茶屋で育った活発な少女時代、ハーフとしてのアイデンティティ、学生時代の挫折とアイドルという夢との出会い。齋藤飛鳥さんの人を惹きつける魅力は、こうした様々な経験が織りなす物語から生まれています。
クールな表情の奥にある強さと繊細さは、彼女が歩んできた道のりの証。女優やモデルとして新たなステージで輝く今も、その根っこには下町で育まれた純粋な心が息づいているのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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