『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」で、一躍世界の歌姫となったLiSAさん。そのパワフルな歌声と圧巻のライブパフォーマンスは、多くのファンを魅了し続けています。
しかし、彼女の成功の裏には、地元・岐阜で過ごした知られざる過去がありました。
この記事では、ネットで囁かれる「元ヤン」「自転車泥棒」といった少しドキッとする噂から、沖縄アクターズスクールでの挑戦、ロックに目覚めた瞬間まで、LiSAさんのデビュー前の軌跡を徹底的に深掘りします。
彼女の人間味あふれるルーツが、今のアーティスト像にどう繋がっているのか、一緒に紐解いていきましょう。
LiSAの音楽の原点!SPEEDに憧れた少女時代

LiSAさん(本名:織部里沙)は、1987年6月24日、自然豊かな岐阜県関市に生まれました。
彼女の音楽人生は意外にも早く、3歳の時に母親の勧めでピアノを習い始めたことからスタートします。人見知りを克服するため、幼稚園の頃に通い始めたミュージカル教室で歌とダンスの楽しさに目覚め、ステージに立つ喜びを知ったそうです。この経験が、今の圧巻のパフォーマンスの礎を築きました。
小学生になると、テレビで見たSPEEDの姿に強烈な憧れを抱きます。そして小学5年生の時、彼女の運命を大きく動かす出来事が起こります。安室奈美恵さんなどを輩出した名門「沖縄アクターズスクール」のオーディションに見事合格したのです。

合格後、LiSAさんは親元を離れて沖縄でレッスンに励みましたが、中学2年生の時に岐阜へ戻ることになります。この沖縄での経験が、彼女の表現力豊かなステージングのルーツとなったことは間違いありません。
挫折と葛藤の中学時代…「元ヤン」「自転車泥棒」の噂の真相

LiSAさんの経歴の中で、特に注目されるのが中学校時代です。沖縄アクターズスクールから地元・岐阜に戻った後、少し道を踏み外してしまった時期があった、とネットでは囁かれています。
「元ヤン」や「自転車泥棒」といったキーワードは、2021年にある週刊誌が報じた内容が元ネタです。記事によれば、当時のLiSAさんは未成年飲酒や自転車泥棒、深夜徘徊で補導された経験があったとか。
この記事では、沖縄でデビューの夢が叶わなかった挫折感や、地元に戻った後の喪失感が、反抗的な行動に繋がったのではないかと書かれています。
ただし、これらはあくまでゴシップ誌の情報であり、LiSAさん本人が公に認めたわけではありません。挫折を経験し、多感な時期を過ごした彼女の「黒歴史」として、一部で話題になったエピソードです。
運命の出会い!ロックに目覚め、音楽へ情熱を燃やした日々

荒れた時期の噂がある一方で、LiSAさんの人生を決定づける「運命の出会い」もこの中学時代に訪れます。
中学2年生の時、先輩の卒業ライブでボーカルを頼まれたことがきっかけで、初めてロックミュージックに触れました。当時ロックを全く知らなかったLiSAさんは、先輩に勧められたアヴリル・ラヴィーンの曲を聴いて「物凄く格好良い!」と、衝撃を受けたそうです。
そこからの彼女の熱中は凄まじく、メンバーの自宅の蔵にあった防音室で練習に没頭。ライブ本番ではアヴリル・ラヴィーンやLOVE PSYCHEDELICOなどのカバーを見事に披露しました。
有り余るエネルギーが、音楽という最高の形で爆発した瞬間です。この経験がロックへの情熱に火をつけ、今のLiSAさんの音楽スタイルの原点となりました。
岐阜から全国へ!富田高校時代とインディーズでの下積み

LiSAさんは、地元の岐阜県立富田高等学校を卒業しています。
高校時代はさらに音楽活動にのめり込み、卒業直後の2005年にポップパンクバンド「CHUCKY」を結成。ボーカルとして本格的に活動を開始し、インディーズシーンで着実に経験を積んでいきました。このバンド活動を通して、ライブの楽しさと歌詞を書くことの基礎を学んだと語っています。
ブログで見せる「でらあでぃがどーーっ」といった方言からも、地元・岐阜への愛が伝わってきますね。

挫折をバネに、自力で道を切り開く強さを身につけた彼女は、2008年に上京。2010年、ついにアニメ『Angel Beats!』の作中バンド「Girls Dead Monster」の2代目ボーカル・ユイ役の歌唱パートに抜擢され、「LiSA」としてメジャーデビューを果たします。
まとめ:すべての経験が力に!LiSAの知られざるルーツ
LiSAさんのデビュー前を振り返ると、そこには決して平坦ではない、ドラマチックな物語がありました。
沖縄での挑戦と挫折、地元・岐阜での葛藤、そしてロックとの運命的な出会い。ネットで囁かれる「元ヤン」などの少しダークな噂も、もし事実なら、10代の有り余るエネルギーが音楽へと昇華された証なのかもしれません。
どんな経験も無駄にせず、すべてをパワーに変えてきたからこそ、LiSAさんの歌は私たちの心に強く響くのでしょう。
この記事を読んで、LiSAさんの歌がもっと深く、もっと好きになったなら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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