女優、タレント、声優として第一線で活躍し、現在は慶應義塾大学法学部政治学科で学ぶ芦田愛菜さん。子役時代から変わらぬ豊かな表現力に加えて、その知性と品格ある佇まいは、世代を超えて多くの人から支持されています。
そんな彼女の「圧倒的な頭の良さ」と「教養の深さ」が、日本中の度肝を抜いた瞬間がありました。
それは2019年11月9日、彼女がまだ15歳(中学3年生)だった頃のことです。皇居前広場で行われた『天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典』に艶やかな着物姿で登壇し、約2分半にわたって立派な祝辞を述べたのです。
「15歳とは思えない言葉選び」「なんて聡明で堂々としているのだろう」と、大手メディアはもちろん、ネット上でも称賛の声が止まりませんでした。
この歴史的な名スピーチを生み出した背景には、彼女が幼少期から続けてきた驚くべき「読書習慣」がありました。この記事では、芦田愛菜さんが一体どれだけの本を読んできたのか、どんな作家が好きなのか、そして読書が彼女の知性にどう影響を与えているのかを徹底的に紐解いていきます。
即位の礼での祝辞!秀逸な言葉選びを支えた読書の力

即位の礼での祝辞は、見事な構成と言葉選びで溢れていました。
冒頭で「謹んで申し上げます。天皇陛下御即位にあたり、心よりお祝いを申し上げます。」と厳かに述べた後、天皇陛下の『奥の細道』にまつわる読書体験や水問題へのご研究に触れました。
そして、自分自身の思いをこのように語っています。
「私も大好きな読書を通じ、知識を得ること、そしてその知識を踏まえて、行動に移す、その事が大切であるのではないかと考えるようになりました。陛下の御心を受け、どんな事でも思い立ったことは迷わず実行できるようになりたい、そう思っております。」
さらに、元号「令和」の出典である万葉集の美しさに感動したことにも触れ、「古くからわが国に伝わる文化を大切にしつつ、新しい日本へと躍進していく」と見事に締めくくりました。
中学生が考えたとは思えないほど歴史や文学への造詣が深く、自分自身を見つめる思慮深さがあります。「読書で得た知識を、ただの知識で終わらせずに行動に結びつける」という彼女の強い意志が、この祝辞に圧倒的な説得力を持たせていたのです。
幼少期から現在まで!芦田愛菜の読んだ本は一体何冊?

では、芦田さんはこれまで一体「何冊」の本を読んできたのでしょうか。
彼女と本との出会いはとても早く、3〜4歳の頃にはすでに本格的な読書が始まっていました。ひらがなが読めるようになると、お母様に「本が欲しい!」とねだるようになったそうです。きっかけはご両親の読み聞かせで、富安陽子さんの絵本『コンビニエンス・ドロンパ』のちょっと怖い声色やリズムにすっかり夢中になりました。
- 幼少期から小学校低学年
この頃からすでに「活字中毒」の片鱗を見せていました。月に約60冊(1日に数冊のペース)を読みこなし、歯磨きをしながら本を読んでお母様に怒られたり、出かける前のわずか2〜3分の隙間時間でも「続きが知りたい」とページを開いたりするほどだったそうです。 - 読書のピーク時(中学生頃)
中学受験や芸能活動のハードな時期を乗り越えた反動か、読書量はさらに爆発します。なんと年間100冊から、多い時では300冊近くを読破。夏休みには「1日1冊」のペースで読み進めていたそうです。 - 大学在学中の現在
学業と芸能活動で超多忙な現在も、読書への情熱は冷めていません。常に3〜4冊を同時進行で読み、隙間時間を見つけては本を開くスタイルで、年間約80冊のペースを維持しています。「読んでいると動くのが嫌になるくらい没頭してしまう」と語るほど、今でも本は彼女の生活の一部です。
2019年に出版した自身の著書『まなの本棚』では、約100冊にのぼるおすすめの読書リストを公開しました。こうした読書推進の取り組みが高く評価され、2023年には「第5回野間出版文化賞」を受賞するに至っています。
芦田愛菜の好きな作家とジャンル大公開!

芦田さんの読書の素晴らしさは、その「幅の広さ」にあります。一つのジャンルに偏ることなく、絵本や児童書から、SF、ミステリー、歴史小説、純文学まで、あらゆる世界を楽しんでいます。
『まなの本棚』の中で、彼女が「本好きへの扉を開いてくれた」と語る大切な6冊がこちらです。
- 『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ・たばたせいいち)
- 『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル)
- 『都会のトム&ソーヤ』(はやみねかおる)
- 『ツナグ』(辻村深月)
- 『言えないコトバ』(益田ミリ)
- 『高瀬舟』(森鴎外)
【他にもこんな本を読んでいます】
最近は村上春樹さんの作品に夢中のようで、『騎士団長殺し』や『海辺のカフカ』に「すっかりハマってしまったみたい!」と語っています。また、「神様のような存在」と敬愛する辻村深月さんの作品や、『ハリー・ポッター』シリーズ、星新一さんの『ボッコちゃん』のようなSF作品も大好きとのこと。
さらに、夏目漱石の『こころ』や古事記といった古典から、コナン・ドイルやアガサ・クリスティなどの海外ミステリー、さらには『宇宙』や『星と星座』といった図鑑まで、本当にジャンルレスです。
好きな作家を挙げるとすれば、村上春樹さん、辻村深月さん、森鴎外、夏目漱石、星新一さん、J.K.ローリングさんなどが名を連ねます。また、iPS細胞の山中伸弥教授との対談からは科学的な視点を学ぶなど、常に新しい知識を吸収し続けています。
まとめ:読書が育んだ「本物の教養」とこれからの活躍
芦田さんにとって、読書は決して「役に立つから」や「勉強になるから」といった義務感で行うものではありません。彼女自身の言葉を借りれば、「純粋な好奇心が刺激されるのが心地よいから」「今の自分とは切り離された別の世界を旅できるから」読んでいるのです。この純粋な「好き」という気持ちこそが、彼女の頭の良さの最大の基盤になっています。
本を通じて何百、何千という他人の人生を疑似体験し、頭の中で情景を描き出す力。それが、女優としての圧倒的な表現力や、ナレーションでの繊細な言葉選びに直結しています。また、幅広いジャンルの本に触れて「自分とは違う世界や価値観」を知ることで、他者を思いやる共感力や、あの聡明で品格のある佇まいが磨かれていきました。
即位の礼での素晴らしい祝辞も、難関校を突破した学力も、すべては「1日1冊でも活字を読まないと落ち着かない」という、彼女の心豊かな読書習慣が生み出した結晶です。
2026年現在も多方面で活躍し、新しい知識を吸収し続ける芦田愛菜さん。彼女がこれからどんな本と出会い、どんな風に成長していくのか。知性派女優のさらなる進化に、これからも大きな期待が寄せられています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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