渋野日向子「なぜ勝てない」真相。イップス、スイング改造失敗、生理か

2019年、「スマイルシンデレラ」として全英女子オープンを制覇した渋野日向子さん。あの明るい笑顔と勝負強さは鮮烈でしたが、最近は「なぜ勝てない」「どうした」と心配する声が検索キーワードに並んでいます。

2025年現在、米ツアーで苦しい戦いが続いていますが、国内の試合では復調の兆しものぞいています。

この記事では、彼女の不調の時期と原因を徹底調査。「スイング改造失敗」といった技術面から、「イップス」や「生理」など心身の問題まで、情報を整理して分かりやすく解説します。

目次

栄光と苦悩:これまでの調子の変化

彼女のキャリアは、まさに波乱万丈です。

  • 2019年(人気が爆発した時期)
    全英女子オープンで日本人42年ぶりのメジャー優勝。国内でも勝利を重ね、賞金ランク2位。「なぜ勝てない」とは無縁の黄金期でした。
  • 2020-2022年(不調の始まり)
    コロナ禍や海外挑戦が始まり、成績が思うように伸び悩みます。優勝がなく予選落ちが増え、「調子悪い」と言われ始めました。「どうした」という検索が増えたのもこの頃です。
  • 2023-2024年(怪我との戦い)
    左手親指の故障に苦しみます。スイング改造を続けながら治療に専念。2024年は連続予選落ちからスタートするも、夏頃に復調の兆し。米ツアーのシード権争いが厳しくなり、「なぜ勝てない」の声がピークに達します。
  • 2025年(現在地)
    10月現在、米ツアーのシード権(80位以内)獲得が危うい状況(104位)。5戦連続予選落ちなど苦しい戦いが続きます。しかし、国内ツアー(マスターズGCレディース)では単独首位発進(最終21位)するなど、明らかに調子が上向いている場面も。X(旧Twitter)では「復活のヒントが見えた」という声もあり、まさに崖っぷちのシード争いを続けています。

なぜ勝てない?不調の4つの原因

「なぜ勝てない」のか、その原因を探ると、複数の要因が複雑に絡み合っていました。

1. スイング改造の失敗

最大の原因と言われているのがスイング改造です。青木翔コーチと再タッグを組みましたが、スイングが平坦な(横振りな)軌道になりすぎ、引っかけのミスが多発。この改造が体に負担をかけ、怪我にも繋がったようです。

2. 「イップス」とは? パットの不調

イップス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、精神的な理由(プレッシャーなど)で、それまで出来ていた動作が思い通りにできなくなる症状のことです。

渋野さんの場合、これがパット(グリーン上でボールを転がすこと)で出ているようです。本人が「頭を抱えちゃうくらいボロボロ」と語るほど深刻で、2023年頃から目立ち始めました。

3. 怪我(左手親指の故障)

2023年に発症した「左手親指の故障」も深刻でした。これもスイング改造の負担が原因と見られ、2025年現在も完治には至っていない様子。本人は前向きですが、成績が落ち込んだ大きな要因です。

4. 女性アスリート特有の体調不良(生理など)

見過ごせないのが、女性アスリート特有の体調不良です。2021年や2024年に、腹痛で練習をキャンセルしたことがありました。

また、2024年から2025年にかけては「全身がパンパンになる」「関節が曲がらない」といった原因不明の不調で休養。本人は「けがじゃない」と説明しており、生理による腰の張りやホルモンバランスの変化が影響しているのでは、と見られています。

最近はリディア・コ選手が生理中だと公表したように、こうした女性特有の課題がプレーに直結することは広く知られてきました。

復活への道のり:試行錯誤と周囲のサポート

不調が続いても、彼女は「やり切らないと後悔する」と前を向いています。

  • 技術の修正
    再び青木コーチとスイングを見直し、福岡ではパットの集中指導も受けました。「変わりたいし、逃げたくない」と覚悟を決めています。
  • 治療と管理
    怪我の治療(筋肉を覆う膜をほぐす「筋膜リリース」など)や、体調不良時の勇気ある休養を優先。スランプ期には涙を見せることもありましたが、必死に体調管理を続けています。
  • 精神的な支え
    元巨人軍監督・原辰徳氏からのパットに関する助言が復調のヒントになったそう。また、「日本でプレーしたい」と語る彼女にとって、国内ギャラリーの温かい声援が何よりの「やる気」に繋がっています。

渋野日向子が「強い」時の特徴とは?

そもそも、渋野さんが「強い」時はどうだったのでしょうか。

  • 精神面
    2019年の全英優勝のように、プレッシャーを楽しむ「逆転のメンタル」が光ります。
  • 技術面
    ショットが安定し、パットが入る。特に「パーオン率(グリーンに規定打数で乗せる確率)」が高く、ショットが不安定な今とは対照的です。

まとめ:シード権争いの行方と復活の鍵

渋野さんの「なぜ勝てない」という状況は、スイング改造の失敗と、怪我や体調不良という悪循環から生まれていました。

しかし、2025年終盤の国内ツアーで見せた復調は、間違いなく希望の光です。崖っぷちのシード権争いは続きますが、彼女の「やり切る」という覚悟と周囲のサポートがあれば、復活は近いかもしれません。

あの「スマイル」が再び輝く日を信じて、応援したいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

☆おすすめ記事☆

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次