2025年、デビュー40周年を迎えたR&B界のレジェンド、久保田利伸さん。
記念ツアー「Big up!」での熱狂もさることながら、なんといっても話題なのは、35年ぶりとなる「紅白歌合戦」への出場決定でしょう!
発表された曲目は、最新曲「1, 2, Play」に加え、あの「LA・LA・LA LOVE SONG」、そして「Missing」を含むスペシャルメドレー。
イントロが流れた瞬間に胸がキュッとなるあの名曲が、大晦日の夜に聴けるなんて最高ですよね。
しかし、この「Missing」という曲。
あまりにも有名で、美しいメロディの失恋ソングなのですが、ネット上では長年「ある噂」が囁かれているのをご存知でしょうか?
「これって、実は不倫の歌だよね?」
「久保田さん、この曲をライブであまり歌わないって本当?」
今回は、そんな名曲「Missing」にまつわる歌詞の深い意味や、意外なエピソードについて、2025年12月現在の情報を元にじっくり紐解いていきましょう。
1. シングルじゃないのに一番売れた曲?「Missing」の凄さ

まず、「Missing」という楽曲の凄さについて改めて触れておきましょう。
この曲が世に出たのは、1986年リリースの1stアルバム『SHAKE IT PARADISE』の中の一曲としてでした。そう、実はこの曲、シングルカットされていないんです。
それにも関わらず、ドラマやCMで何度も使われ、2006年には上戸彩さんがカバーしてヒットするなど、久保田利伸といえばこの曲!というほどの「代表曲」になりました。

「シングルじゃないのに、一番有名な曲」。
これだけでも、当時の日本人にどれだけこの「R&Bの切なさ」が衝撃的だったかが分かります。2025年の今、X(旧Twitter)を見ても「この曲を聴くと当時の恋を思い出す」という声が溢れており、時代を超えて愛され続けているのが伝わってきますね。
2. なぜ「不倫の歌」と言われるのか?歌詞に隠された意味

では、本題に入りましょう。なぜこの美しいバラードが、ドロドロとした「不倫の歌」と言われるのでしょうか?
その理由は、あまりにも具体的で切ない「歌詞」にありました。
主人公の男性目線で描かれる、叶わない恋の物語。歌詞をじっくり読み解くと、相手の女性には「すでにパートナー(夫)」がいることが見えてくるのです。
① 「出会いがもっと早ければ」という嘆き
サビの有名なフレーズ「震える瞳が語りかけてた 出会いがもっと早ければ…」。
これは単なる片想いではなく、「今はもう遅い=相手には決まった人がいる」という決定的な状況を示しています。このタイミングの悪さを嘆く姿が、不倫関係の始まりや、禁断の恋を連想させるのです。

② 「もう帰らなきゃ」という制約
もう一つ、胸を締め付けるのが「早くいくよ もう帰らなきゃ」という言葉。
互いに惹かれ合っているのに、彼女には「帰らなければならない場所(家庭)」がある。この切迫した状況描写が、純粋な失恋ソングの枠を超え、「許されない愛」のリアリティを生んでいます。
実際、久保田さんご本人が過去にテレビ番組で「結婚している女性を好きになってしまった男性の気持ちを歌った」と語ったこともあるようです。
Xなどでは「不倫ソングだけど純愛で泣ける」「自分の経験と重なって辛い」といった感想が多く、この「道ならぬ恋」の解釈こそが、この曲を不朽の名作にしているスパイスなのかもしれません。
3. ライブで「歌わない」という噂は本当?

ネットで検索すると出てくるもう一つのキーワードが、「missing 歌わない」という噂。
「あんなに売れた曲なのに、ライブでは封印されているの?」と心配になる方もいるかもしれません。
結論から言うと、「昔はあまり歌わなかった時期もあったが、今は歌っている」が正解です。
これには明確な理由がありました。過去のインタビューによると、久保田さんは若い頃、「昔の歌を歌うのが照れ臭かった」そうなんです。
アーティストとして常に新しいR&Bを追求していた彼にとって、デビュー直後のストレートなバラードを歌うことには、少し気恥ずかしさや抵抗があったのかもしれませんね。
しかし、2020年頃のインタビューでは「今は(昔の曲を歌うのも)楽しくなった」と心境の変化を語っています。
実際、2025年のツアーや最近のライブでもセットリストに入っていますし、何より今回の紅白歌合戦でも披露されます。
「歌わない」というのは、ファンの間で語り継がれた過去の都市伝説のようなもの。今は、大人の色気を纏った「Missing」を存分に楽しめるボーナスタイムと言えそうです。
4. まとめ:不倫の影が落とす「大人の切なさ」
名曲「Missing」の背景を探ってみると、単なる失恋ソングではない深みが見えてきました。
- シングル未発売なのに伝説級に売れた曲。
- 歌詞は「既婚者への恋(不倫)」を思わせる切ない描写で溢れている。
- 「歌わない」噂は、過去のご本人の「照れ」が原因だった。
「許されないからこそ、美しい」。
そんな複雑な感情を、洗練されたR&Bに乗せて歌い上げるからこそ、「Missing」はいつの時代も私たちの心に刺さるのでしょう。
大晦日の紅白歌合戦では、この歌詞の意味を噛みしめながら聴いてみてください。きっと、今までとは違った「なるほど感」と感動が味わえるはずです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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