高い演技力で数々の映画賞に輝き、日本を代表する実力派女優として第一線を走り続ける、松岡茉優さん。
ドラマ『あまちゃん』で見せたフレッシュな魅力から、カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いた映画『万引き家族』での鬼気迫る演技まで、どんな役柄も見事にこなし、観る人を惹きつけてやみません。
また、バラエティ番組では頭の回転の速さとサバサバした人柄で場を盛り上げ、2024年には結婚も発表されるなど、公私ともに順風満帆な印象がありますよね。
しかし、そんな松岡茉優さんですが、
- 性格悪い
- 生意気
- でしゃばり
- ウザい
- 怖い
など、嫌い、苦手と心無い言葉を投げかけられることもあるようです。
本当のところはどうなのでしょうか。それとも、そこには何か誤解があるのでしょうか?
松岡茉優さんがなぜこのような評価を受けるのか、その理由を深く掘り下げて調べてみたいと思います。
松岡茉優、嫌い苦手?
女優として、第一線で活躍を続ける松岡茉優さん。
しかしその一方で、彼女に対して「苦手かも…」「嫌いだな…」と感じてしまう人も、残念ながら少なくないようです。
実際に、X(旧Twitter)でリアルな声を探してみると、



このように、かなりストレートな言葉が投稿されているのが見つかります。
多くのファンに愛される一方で、なぜ、彼女はこんな風に思われてしまうことがあるのでしょうか?その理由が気になりますよね。
松岡茉優が嫌いといわれる理由1、性格悪い

では早速、松岡茉優さんが「苦手」と言われてしまう理由の1つ目を見ていきましょう。
最初に取り上げるのは、「性格悪い」という、かなり厳しいご意見です。
SNSでも、

といった声が見受けられますが、一体どうしてなのでしょうか。
その大きなきっかけとなったのが、ある人気バラエティ番組での彼女の発言でした。
きっかけは先輩女優への衝撃発言

2018年に放送された『しゃべくり007』に出演した際、松岡さんは過去のドラマ撮影でのエピソードを披露しました。
ある打ち上げの席で、先輩の女優さんから「あなた、どういうスタンスで演技してるの?」「もっとやってくれる人だと思ってたんだけど」と、厳しい口調で詰め寄られたそうです。
それに対して、松岡さんはどう対応したか。
彼女は番組で、「私はその人のこと尊敬してなかったから、聞かなかった」と、笑顔でバッサリ。
この衝撃的な発言に、スタジオは笑いに包まれましたが、視聴者の間では大きな物議を醸すことになりました。「先輩に対して失礼すぎる」「テレビで堂々と悪口を言うなんて…」と、彼女の態度に「性格の悪さ」を感じ取ってしまった人が少なくなかったようです。
なぜ「性格が悪い」と思われたのか
この発言がネガティブに受け取られたのには、いくつかの理由がありそうです。
- ストレートすぎる言葉選び
たとえ本心だとしても、「尊敬してなかった」という言葉をテレビで公言してしまうストレートさが、一部の視聴者には「攻撃的」「トゲがある」と映ってしまいました。 - 憶測を呼んだこと
彼女が先輩女優の実名を明かさなかったため、「一体誰のこと?」とネット上で犯人捜しが始まってしまいました。これにより、無関係の女優さんの名前まで挙がり、話がよからぬ方向へ広がってしまったのです。 - 清純派イメージとのギャップ
『あまちゃん』などで見せた明るく爽やかなイメージが強かった分、こうしたハッキリとした物言いが、より一層キツく感じられ、「裏表があるのでは?」という印象を与えてしまったのかもしれません。
でも、本当に性格が悪いだけ…?
ただ、このエピソードだけで彼女を「性格が悪い」と決めつけてしまうのは、少し早いかもしれません。
松岡さんは子役時代、200回以上もオーディションに落ちた経験を「ねたみとそねみ」をバネに乗り越えてきた、と語るほどの努力家で負けず嫌い。そんな彼女だからこそ、仕事に対しては非常に高いプロ意識を持っています。
もしかすると、この「尊敬してなかった」という言葉の裏には、「自分の信念に反する、納得のいかない指摘は受け入れない」という、彼女なりのプロとしての強いこだわりがあったのではないでしょうか。
実際、是枝裕和監督や大竹しのぶさんといった多くの大物たちからは、彼女の仕事に対する姿勢は絶賛されています。
バラエティ番組を盛り上げようとするサービス精神と、正直すぎる性格が、少しだけ悪い方向に作用してしまった…。そう考えると、また違った見方ができそうですよね。
松岡茉優が嫌いといわれる理由2、生意気

続いて、松岡茉優さんが苦手と言われてしまう理由の2つ目として、「生意気」というキーワードに注目してみましょう。
SNSをのぞいてみると、

といった、彼女の振る舞いに対して少しキツい印象を持っている方の声が見つかります。
一体、彼女のどんなところが「生意気」と感じられてしまうのでしょうか。そのヒントは、ある人気バラエティ番組での一幕に隠されていました。
きっかけは『帰れマンデー』での元気すぎる励まし

2019年に放送された『帰れマンデー見っけ隊!!』で、松岡さんはサンドウィッチマンや石塚英彦さんらと共に、過酷な箱根越えのロケに挑戦しました。
体力的に厳しい山道で、年上の男性共演者たちが次々とバテていく中、松岡さんは一人、元気いっぱい。ぐったりしている石塚さんに「石ちゃん、だいすき!」と満面の笑みでエールを送ったり、急な坂道を先に駆け上がって「ほら、行けるよ!」とみんなを鼓舞したりと、常に場を盛り上げようと奮闘します。
しかし、この一生懸命な姿が、一部の視聴者には裏目に出てしまいました。「年上に対して馴れ馴れしい」「媚びてる感じがあざとくて無理」「なんだか生意気に見える」と、彼女の積極的な態度が、かえって反感を買ってしまったのです。
なぜ「生意気」と誤解されたのか
良かれと思っての行動が、「生意気」と受け取られてしまったのはなぜでしょうか。
それはおそらく、彼女がその場で求められていた「ムードメーカー」という役割を、プロとして完璧に演じきったからに他なりません。
考えてみてください。もしあの過酷なロケで、全員がただ疲れて黙り込んでしまったら、番組として面白いものになるでしょうか?
きっと松岡さんは、「最年少の自分が、場を明るくして番組を成立させなければ」という強い責任感を持っていたはずです。
『おはスタ』で鍛えられたバラエティ能力の高さで、どうすれば共演者が元気を取り戻し、番組が面白くなるかを瞬時に判断した結果が、あの「元気すぎる励まし」だったのです。
ただ、そのプロ意識の高さとサービス精神が、視聴者には「計算高い」「わざとらしい」と映ってしまい、「生意気」という誤解に繋がってしまったのかもしれませんね。
共演した高畑充希さんや二階堂ふみさんなど、同世代の女優仲間との絆の深さを見ても、彼女が普段から横柄な態度を取る人物でないことは明らかです。
一生懸命さが、時として「生意気」というネガティブな印象を与えてしまう…。彼女の不器用ながらも真面目な一面が垣間見えるエピソードと言えるかもしれません。
松岡茉優が嫌いといわれる理由3、でしゃばり

「性格が悪い」「生意気」に続き、松岡茉優さんが苦手と言われてしまう3つ目の理由は「でしゃばり」というご意見です。
SNSでも、

というように、彼女の前に出る姿勢が少し苦手…と感じる方がいるようです。
女優である彼女が「でしゃばり」と見られてしまうのは、一体なぜなのでしょうか。
きっかけは情報番組での前のめりな姿勢?

この印象を強くしたきっかけの一つに、2018年に出演したNHKの朝の情報番組『あさイチ』での振る舞いが挙げられます。
「若者のSNS事情」というテーマでゲスト出演した松岡さんは、若者代表として自分の知識や経験を熱心にトーク。しかし、その一生懸命さが、他の出演者の話に割り込んでいるように見えたり、少し前のめりすぎると感じられたりしたようです。
視聴者からは「朝の落ち着いた番組には合わない」「ちょっと出しゃばりすぎでは?」といった声が上がり、彼女の積極性が裏目に出てしまいました。
「でしゃばり」の裏にあるのは強い責任感
では、なぜ彼女はそこまで前に出て話してしまったのでしょうか。
おそらくそこには、「若者代表として呼ばれたからには、その役割をしっかり果たさなければ!」という、彼女の真面目すぎるほどの強い責任感があったのだと思われます。
この責任感の強さは、彼女が初主演を務めた映画『勝手にふるえてろ』の現場でも見られました。より良い作品にしたいという情熱のあまり、セットの小道具の配置を自ら直してしまった、というエピソードもあるほどです。
こうした行動が、周りからは時として「でしゃば-り」と見えてしまうのかもしれません。
事実、彼女が三浦春馬さんと共演したドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』では、三浦さんの突然の訃報という計り知れない悲しみの中、主演として気丈に現場をまとめあげ、作品を完成に導きました。その姿は、まさしく「現場の救世主」だったと言えるでしょう。
共に仕事をする仲間にとって、彼女の熱意は非常に頼もしいものなのです。
ただ、その熱心さが少し空回りしてしまう不器用さが、一部の視聴者には「でしゃばり」という印象を与えてしまうのかもしれませんね。
松岡茉優が嫌いといわれる理由4、ウザい

さて、4つ目の理由は「ウザい」という、なかなか辛辣なご意見です。
SNSでは、

といった声が見られます。
女優として高い評価を受ける一方で、なぜ彼女の「喋り」が一部の人に「ウザい」と感じられてしまうことがあるのでしょうか。
きっかけは授賞式での熱すぎるスピーチ?

この印象が広まる大きなきっかけとなったのが、2019年の日本アカデミー賞授賞式でした。
この年、松岡さんは映画『勝手にふるえてろ』と『万引き家族』で、なんと最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞の2冠を達成するという快挙を成し遂げます。
その受賞スピーチで、彼女はあふれる喜びを隠さず、「やっとここまで来ました!ありがとうございます!」と声を張り上げ、何度も深々とお辞儀を繰り返しました。しかし、この感情豊かなスピーチが、一部の視聴者には「テンションが高すぎる」「フォーマルな場にふさわしくない」と映ってしまったようです。
バラエティ番組で培われた彼女の明るいトークスタイルが、格式ある授賞式の場では「うるさい」「しつこい」というネガティブな印象を与え、「ウザい」という批判に繋がってしまいました。
熱意が空回りしてしまった?
おそらく、彼女に悪気は全くなかったはずです。
若くして手にした、あまりにも大きな栄誉。その抑えきれない喜びと、関係者への感謝の気持ちを、自分の言葉で、自分の熱量で、精一杯伝えようとした結果が、あの熱すぎるスピーチだったのではないでしょうか。
どんな時でも全力で、自分の感情をストレートに表現する。それが彼女の魅力であり、プロとしての姿勢です。
事実、共演した長澤まさみさんは、彼女の明るさを「現場を和ませてくれる」と高く評価しています。
ただ、その強すぎるエネルギーが、見る人や場面によっては「少しやりすぎ」「ウザい」と受け取られてしまう…。
これもまた、彼女が持つ魅力の裏返しなのかもしれませんね。
松岡茉優が嫌いといわれる理由5、怖い

さて、いよいよ最後の5つ目。それは「怖い」という、少しゾクッとするようなご意見です。
SNSでは、

といった声が上がることがあります。
いつも明るい笑顔のイメージがある彼女ですが、なぜ「怖い」と感じられてしまうのでしょうか。
きっかけは「演技力」と「疲れ」のダブルパンチ

この「怖い」という印象が広まったのは、2つの出来事が大きく関係しています。
一つは、2023年のドラマ『最高の教師』で見せた、彼女の圧巻の演技力。
生徒に冷徹に向き合う教師役を演じた際、感情を押し殺した鋭い目つきは、多くの視聴者に「本当に怖い…」と強烈なインパクトを残しました。
そして、そのイメージが残る中、2025年3月に生放送された『ENGEIグランドスラム』に出演。
この日の彼女は、舞台の昼夜2公演を終えた直後で、極度の疲労状態でした。そのため、ふとした瞬間に笑顔が消え、目が笑っていないように見えてしまったのです。

この二つが重なり、『最高の教師』の冷たい役柄のイメージと、疲労による真顔が結びついてしまい、「やっぱり松岡茉優って目が笑ってなくて怖い」という印象が決定づけられてしまいました。
「怖い」の正体は、彼女のプロ意識そのもの
つまり、彼女が「怖い」と言われる原因は、
- 役柄に深く入り込みすぎるほどの、卓越した演技力
- 自分の限界を超えてまで仕事に臨む、真面目すぎるプロ根性
この、むしろ称賛されるべき2つの理由から生まれてしまった、悲しい誤解だったのです。
こうした仕事への真剣な姿勢は、今に始まったことではありません。例えば、以前にドラマ『コウノドリ』で共演した綾野剛さんは、当時から彼女の仕事ぶりを「真剣さが頼もしい」と高く評価していました。
彼女の真剣な眼差しを「怖い」と感じるか、「プロフェッショナルで美しい」と感じるか。それは、見る側の私たちに委ねられているのかもしれませんね。
松岡茉優が好き!
さて、ここまで松岡茉優さんに対して、「嫌い」「苦手」と感じる一部の声があることをご紹介してきました。
しかし、もちろんそれは彼女の一面にすぎません。
その一方で、松岡さんのことを心から応援し、「大好き!」と熱いエールを送るファンの方が、実は圧倒的に多いのです。
実際にX(旧Twitter)をのぞいてみると…



などなど、ファンの方々からの温かくて、そして熱烈なメッセージが、本当にたくさん見つかります。
彼女の魅力が、いかに多くの人の心を掴んでいるかが伝わってきますよね。
松岡茉優が苦手、嫌いといわれる理由5選!まとめ
今回は、松岡茉優さんが「苦手」「嫌い」と言われてしまう理由について、さまざまな角度から深く掘り下げてきました。
いかがでしたでしょうか。
「性格悪い?」「生意気?」「でしゃばり?」…一見するとネガティブに映る彼女の言動も、その背景をよくよく見てみると、
- 「作品を最高のものにしたい」という、高すぎるプロ意識
- 「自分の言葉で伝えたい」という、正直でまっすぐな性格
- 「場を盛り上げなければ」という、真面目すぎる責任感
といった、彼女の魅力的な人柄の裏返しであることが多かったように思います。
もちろん、その熱意やストレートな表現が、時として誤解を生んでしまうこともあるのかもしれません。
しかし、多くの共演者から愛され、たくさんのファンが彼女の演技や人柄に魅了されているのもまた事実です。
その不器用なほどの人間らしさも含めて、人々を惹きつけてやまないのが「松岡茉優」という女優なのでしょう。
結婚、そして独立という新たなステージへと歩み始めた彼女。
これからも、その唯一無二の魅力で、私たちを驚かせ、楽しませてくれるに違いありませんね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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