木村拓哉がライブで泣いた！「腐りかけてた」発言も…2024年ツアーで見せた涙と弱さの理由

2025年4月24日2025年4月27日

常に時代のトップを走り続け、どんな時もクールで完璧な姿を見せてくれるイメージの強い木村拓哉さん。

弱音を吐いたり、人前で感情を露わにしたりする姿は、あまり想像できないかもしれません。

でも、そんな常に完璧なイメージのキムタクが、2024年に行われたソロライブツアー「TAKUYA KIMURA Live Tour 2024 SEE YOU THERE」で見せた姿が、大きな話題を呼びました。

ツアー最終日には思わず泣いた（泣く）姿が目撃され、ツアー初日には自ら「腐りかけてた」と、普段の彼からは想像もつかないような衝撃的な言葉を口にしたのです。

いつも冷静沈着な彼に、一体何があったのでしょうか？

この記事では、木村拓哉さんの2024年ライブでの涙と「腐る」発言の背景を、彼を取り巻く近年の状況と照らし合わせながら、その心の内を探っていきます。

2024年ライブツアー：キムタクが見せた「涙」と「弱音」

ライブ最終日に見せた涙…
2024年秋に行われたソロツアーの最終日。ステージで曲を歌い終えたキムタクが、感極まって泣いたというのです！

あのクールな彼が、ファンの前で涙を見せる…。この出来事は多くのファンに衝撃を与え、「信じられない！」「キムタクの人間らしい一面が見られて感動した」と、驚きと共に共感の声が広がりました。
ツアー初日の「腐りかけてた」発言
そして、ツアー初日の横浜アリーナ公演（10月13日）では、さらに驚くべき発言が飛び出しました。

前年（2023年）に日本中を揺るがした、旧ジャニーズ事務所の創業者による性被害問題に触れ、「あぶない、あぶない…言った本人が腐りかけてたと思って」と、自身の苦しい胸の内を吐露したのです。

これは年始のテレビ番組『さんタク』でも語っていた言葉でしたが、ライブというファンが集まる場で改めて口にしたことで、大きな注目を集めました。

しかし、この言葉に対しては、「その表現は被害者に配慮がないのでは？」といった批判の声も一部で上がり、物議を醸したのも事実です。

いつもは強い姿を見せるキムタクが、なぜこのような感情的な側面を見せたのでしょうか。

その背景には、近年の彼を取り巻く厳しい状況があったと思います。

SMAP解散後の重圧： 2016年末のSMAP解散後、事務所に残り、グループの看板を一人で背負い続けることになったプレッシャーは、想像を絶するものだったでしょう。
事務所の危機と自身の立場： 加えて、2023年に表面化した旧ジャニーズ事務所の性被害問題。長年事務所の顔として活動してきた彼にとって、その信頼を揺るがす大事件は、計り知れないほどの精神的負担となったはずです。

事務所への忠誠心と、世間からの厳しい目、その板挟みの中で、彼の心はまさに「腐る」寸前だったのかもしれません。「俺、辞めないよ」と現事務所の社長に伝えたというエピソードも、彼の覚悟と苦悩を物語っています。
ソロ活動の現実： 今回のソロライブでは、一部でチケットが売れ残った、という報道もありました。常にトップを走り続けてきた彼にとって、ソロ活動の難しさや、時代の変化を突きつけられる出来事だった可能性もあります。
プライベートでの心境の変化： 年頃の娘さんたちの成長など、家族に関するプライベートな出来事が、彼の感情に影響を与えた可能性も考えられます。

涙の意味： ツアー最終日の涙は、長年抱えてきたプレッシャーからの解放感、ツアーを無事に完走した達成感、そして目の前のファンへの感謝の気持ち…様々な感情が溢れ出た瞬間だったのかもしれません。

「完璧なスター」キムタクではなく、一人の人間・木村拓哉としての素直な涙だったのではないでしょうか。
「腐る」発言の深層： 一方、「腐りかけてた」という衝撃的な言葉。これは、事務所の危機という異常事態に直面し、自身の立場や信念と、世間の声との間で激しく葛藤した、その生々しい心の内をさらけ出した言葉だったのでしょう。

「強いキムタク」のイメージを自ら壊すような、人間的な弱さを見せた瞬間とも言えます。（ただし、その表現自体が一部で批判を招いたことは、忘れてはいけません。）
変化の兆し？： これらの出来事は、50代を迎えた木村拓哉さんが、これまで守ってきた『完璧なカリスマ』という鎧を少しずつ脱ぎ、より人間らしい、ありのままの自分を見せ始めている、そんな変化のサインなのかもしれません。