Ado(アド)は、2020年10月に彗星の如く登場した日本の女性歌い手、歌手です。
ビジュアルはイラスト、素性もほとんど明かさない謎の存在でありながらメジャーデビュー曲「うっせぇわ」で社会現象を起こしました。
“うっせぇわー!”は、誰もが一度は耳にしたフレーズだと想います。
彼女の歌声は、独特のハスキーさと力強さを持ち合わせており、聴く者を魅了します。
今回、Ado(アド)は、2023年大晦日に放映されるNHK紅白歌合戦に初出場することが決まりました。
初めて知る人にとっては、この顔を出さない女性歌手Ado(アド)は、“だれ、何者?”と疑問に思います。
紅白に出場するほどだから、その魅力やどんな人、どこがいいかなど興味が湧いてきます。
今回始めて、Ado を知ることになったあなたへ、わかり易くご説明いたします。
それでは、ご案内します。
【なぜ】Adoが人気の理由5選!なぜ人気?
#Ado誕生日
— わさび@マーズ参戦予定! (@QvaYjwUBXqqeusH) October 9, 2023
Adoさんお誕生日おめでとうございます!!いつの間にかAdoさんに魅力されていつの間にか推してました!!アララどうしましょう!!いつも貴方の歌声と喋りに支えられてます。これからも活動頑張ってください!大好きです!
「うっせぇわ」 が社会現象になった時のインタビューでの落ち着いて聡明な受け答えとの対比にAdoさんの大ファンにりました!
— Hiroaki Taguchi (@hiro_tag_0428) December 27, 2022
#ひるおび
Adoさんにフォローされたい(泣)
— あまぐも⛈ (@Nannkusa_Nazuna) January 26, 2022
うっせぇわ時代からの大ファンです#Ado狂言 #Ado #うっせぇわ
Adoのファンの人たちの声を調べると、最初はあまり意識せず曲を聴き、なぜだか曲が耳に残り、気づくといつの間にか、好きになっていたようです。
Adoの音楽を意識した人は、自分ひとりではなく、意外にも家族や身近な人、そして見知らぬ多くの人々も同様であることに気付かされます。
なぜだか引き込まれる音楽、曲のテンポに合わせて心が踊る。
ダイナミックな歌声とメロディー、身近な人と曲の世界観に共感しながら、音楽を楽しめることが、Adoの魅力のようです。
Adoが人気の理由1、若年世代の魂の叫が共感!

メジャーデビュー曲「うっせぇわ」はミュージックビデオ&ストリーミング累計再生回数が合わせて4億を突破し、社会現象となりました。
若年世代“Z世代”の抱える抑圧を、毒と反抗に満ちた歌詞で、壊していく。
Adoの太く荒々しい歌声が、心の奥底を代弁していきました。
Adoの曲は、多くの人々が抱く想いと同じように、時代に翻弄されながら、日々なんとか生きようとしている、同じ心を持った人間であることに共感を覚えました。
「うっせぇわ」の世界観は、昭和世代の上司の前では、最後の直前まで「優等生」で「模範人間」であり続け、実際には語られることがなかった本音、心の断絶を発露しました。
言うなれば、飲み会で年長者の上司と談笑した翌日に、辞表を出すZ世代の内面を抉り出しています。
事が起こったときには、それは終わっている。
交渉の余地などない。
そんな妄想劇場に、昭和世代のおじさんは、“そうだったのか”と恐怖を覚えました。
この曲の持つ、強烈な共感度は「うっせぇわ」と叫ばれた瞬間にすべてのやるせなさが成仏させられたような凄まじい説得力を持っていました。
Adoが人気の理由2、アニメ、映画、ドラマのテーマ曲起用で人気

歌手が歌う音楽とアニメを中心とした映画やドラマのテーマ曲というのは、親和性が高いという認識がエンターテイメントの世界では主流になってきました。
アニメや物語に登場する主人公たちの活躍、苦悩しながらも勇敢さを示すシーン、楽曲が伝える世界観と進化し続ける音楽性が重なり合います。
多くのミュージシャンが、アニメなどの主題歌を手がけることに、一切の違和感も抵抗もなく受け入れられる時代になりました。
作品との協調による相乗効果、登場人物の心情が巧みに織り込まれながら、劇中歌が流れストーリーが展開されます。
リズムとメロディーに乗って場面を盛り上げていく、視る人をスクリーンの世界に没入させていきます。
作品との親和性や言葉の響きなど、メロディにのった耳なじみの良い言葉にストーリーの世界観に浸ることができるのです。
アニメなどの作品の世界観を、描き高める楽曲は、視る人の感情を揺さぶり、作品全体のエンターテイメント性を高めます。
普段から、流行の音楽に関心がなかった人に、アニメやドラマ、映画などをきっかけに、彼女の歌声が届くようになりました。
アニメや映画ドラマで流れる曲で、圧倒的歌唱力のAdoという歌い手の存在を知ることになり、心を鷲掴みにされた人が、一人また一人と彼女のファンとして増えることになりました。
Adoが人気の理由3、聴く人を魅了する歌唱力

視聴者を圧倒させる歌声と歌唱力、さらにその独特な世界観から、まずはネットを中心に多くのファンを獲得していきました。
なぜ人々は、Adoの歌声にこれほどまでに心を震わされてしまうのでしょうか。
一度聴いただけで耳から離れない中毒性、そして、挑発するような歌詞で溢れた世界観。
迫力のある唸り声から繊細な高音域の微かな歌声まで、一曲の中で様々な声色を使い分けるその歌声の表現力には目をみはります。
Adoは、まるで天から垂らされた無数の糸を操るように、すべての楽曲に「生命」を与えてみせてしまう魔法を持っています。
Adoが曲に吹き込む命には、この世俗を生き抜こうとする溢れんばかりの生命力と、喜怒哀楽のすべてが刻み込まれ、超・高解像で表出しているのです。
Adoの歌は、あらかじめ完全な形で生まれ、完全な「表現」として、聴く人の心を完全な状態で震わせることができるのです。
Adoが人気の理由4、顔を出さずに歌の世界観を上手に届けられる

ライブでも、顔を見せない!逆光演出をして、ミステリアスな情景を醸し出し、続いて楽曲のキャッチーさに驚き、聴衆は曲の世界に没入していきます。
“Adoの顔が見えないシルエット”が、曲のメッセージそのものが届きやすく関心を集めやすく演出効果が高まります。
ミュージシャンが、本当に届けたいメッセージを歌で上手に届けるのは大変なことです。
Adoさんの楽曲の振れ幅が広く、それぞれの曲が伝えるメッセージが大きく変化します。
強烈なメッセージから、可愛らしい曲、バラードなど、それぞれの曲の世界観を伝えます。
歌に感情を乗せ、声の抑揚や高低、テンポを変えて歌を上手に歌う。
視覚では曲に合わせて印象的なイラスト動画でメッセージを伝えます。
Adoさんは、曲ごとに気持ちや人格を入れ替えて、それぞれの世界に没入してパフォーマンスをしています。
Adoさん本人が顔出しで歌った場合、視聴者は、顔の雰囲気が醸し出す空気感と、歌っている世界観とのギャップに戸惑い、曲によっては、楽曲を楽しむことができないかもしれません。
顔出ししないからこそ、バイアスがかかることなく、曲ごとに大きく振れる世界観に浸り音楽を楽しむことができるといえます。
Adoさん本人にとっても、顔出ししないことで、安心して曲の世界を演じ切ることができます。
これは、顔出しをしていないアーティストや被り物をしているアーティストにも共通する演出戦略と言えます。
Adoさんにとって顔出ししない事は、戦略的に正解かもしれません。
彼女のパフォーマンスがこういう形だからこそ、音楽に集中できる。
より音楽にフォーカスすることができます。
人の心にストレートに響かせるには、大切な要素と見ることができます。
これが顔出し無しで歌を上手に届ける本当の理由なのかもしれません。
Adoが人気の理由5、天才!音楽制作手法の斬新さ

VOCALOIDの楽曲を作る人、VOCALOIDプロデューサー。
今は、ネットから生まれる音楽が市民権を得てきて、ポップミュージックにボカロ音楽が溶け込み始めています。
音楽聴き放題サービスやTikTokなどの動画SNSの台頭により、感性の合う音楽をネットデバイスで楽しむ視聴者層が増えてきました。
アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』に起用された全7曲がミュージックチャートにノミネート、
主題歌「新時代」は、Apple Musicのグローバルチャートで世界1位を獲得したことは、ネット音楽がシーンの中心になりつつあることを象徴しました。
Adoさんは、幼少期の頃から音楽に対する天才的な才能を開花させます。
彼女は、小学1、2年生くらいの時から、ボカロ曲が大好きで聴き始めました。
中学2年生の時にボカロPが制作した楽曲を“歌ってみた”動画で初めてネット上にアップします。
作曲したボカロPの制作者とそのボカロの曲をカバーする『歌い手』との協業で、音楽を創造し、楽しむ世界へ足を踏み入れました。

2017年の1月10日に、ボカロPであるクワガタPさんの「君の体温」の歌ってみたが、その天才ぶりが開花する最初の一歩でした。
中学生の段階で、ネットでボカロ曲を歌って楽しむだけでなく、ボカロ曲作者のコミュニティーで、楽曲演出を協業する経験と才能を開花させるチャンスを掴みました。
Adoさんの学生時代、自宅のクローゼットスタジオは、ネット世界につながる秘密基地みたいな感覚、彼女の天才的な能力が発揮される別世界へのゲートに飛び込んでいきました。
Adoの活動年表、紹介

■Ado「アド」名前の由来
アーティスト名のAdoは、小学生の頃に授業で学んだ狂言の脇役、「アド」に由来します。
狂言の主役を演じる人を「シテ」と呼び、シテの相手役を勤める脇役を「アド」と呼びます。
Adoの意味には、
「私の曲を聴いてくださる方々の代わりに戦える存在に。誰かの人生の脇役になれたら」
という意味も込められています。
■“うっせぇわ”ブレイク直後の心境
Adoは“うっせぇわ”のヒットにより大ブレイク、瞬く間にJ-Popシーンの中心に躍り出ました。
18歳になった翌日、渋谷のビジョンで「うっせぇわ」の初めて映像見たとき、「ちょっとこれは大変なことになった」とその時は思いました。
私の歌がバンバン流れてる薬局とかで、「すいません、これください」って普通に生活用品買っているのに、日常生活での変化はない?
街中に自分の歌声が流れているというのが、とても不思議な感覚を覚えました。
自分と離れたジャンルのところで曲や自分のことに触れていただいているのを見ると「けっこう広いところにまで伝わっているのだな」と実感しました。
【なぜ】Adoが人気の理由5選!まとめ
Adoさんを初めて知る人にとっては、この顔を出さないAdo(アド)は、“だれ、何者?”と疑問に思う歌い手です。
今回、Adoさんが、その魅力やどんな人、どこがいいかなど興味が湧いたことを調べてみました。
いかがでしたでしょうか?
Adoさんは、
“ライブのとき、ステージから見る景色は広大で、お客さんが入ると光がいっぱい輝いていて、銀河の海みたいな美しい景色!”
と、歌うことを心から楽しんでいます。
彼女の魅力は、
圧倒する歌声と歌唱力、迫力のある唸り声から繊細なファルセットまで、
一曲の中で様々な感情と声色を使い分けるその表現の広さと深さにあります。
彼女の歌声を聴くと、多くの人は、心を震わしてしまいます。
その歌唱力で人々を魅了するAdoさんに、これからの活躍に期待いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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