こんにちは! 車いすテニス界の若き絶対王者、小田凱人(おだ ときと)さん。
コートの上でのプレーが凄いのはもちろんですが、彼が発する「言葉」もまた、多くの人の心を掴んで離さないことをご存知でしょうか?
まだ20歳手前(現在19歳)。
それなのに、語る内容は驚くほど「大人っぽい」し、生き様がとにかく「かっこいい」んです。
今回は、彼が偉業を成し遂げた時に語った名言の数々をご紹介します。
特に、生涯ゴールデンスラム達成時に語った「虹」の話は、テニスファンでなくとも涙なしでは読めません。ハンカチの準備をして読み進めてくださいね。
1. 涙の名言「虹」|苦しみの雨が降らなきゃ、景色は変わらない

まずは、一番話題になっているこの言葉から。
2025年9月、全米オープンを制し「生涯ゴールデンスラム」を達成した後の記者会見での一幕です。
これまで何度も悔しい思いをしてきたニューヨークの地で、彼はこんな表現をしました。
「虹は、雨のあとでしか見れません。雨の中でも、見れません。すべてが過ぎ去ったあとに、虹は見れます。僕にとって、ニューヨークでの出来事は、そのようなものでした」
まるで詩のような表現ですよね。
彼はこう続けます。
「どんなに結果を信じても、夢を願っても、人を愛しても、それが叶わないときや愛されないときもあると思います。自分を信じて、自分のことを愛するまでは」
「僕は自分のことを信じれなくなったことは、一度もありません。僕は自分を愛せなくなったこともありません。だから、僕は、虹を見れたんだと思っています」
ここがかっこいいポイント!
普通、辛いこと(雨)なんて避けたいもの。でも小田さんは、病気や敗北といった「雨」があったからこそ、今の栄光(虹)があると言い切りました。
そして何より、「自分を信じ、愛し続けること」の大切さを説くこの姿勢。19歳にしてこの境地に達しているのが、あまりに大人っぽくて圧倒されます。
2. 「勝ちたい」より「変えたい」|常識を覆す革命家の言葉

次にご紹介するのは、彼のスケールの大きさがわかるこの名言。
同じくゴールデンスラム達成後の会見で、今後の目標を聞かれた時の言葉です。
「世界を変えたい」
「めっちゃ勝った人より、めっちゃ何かを変えた人になりたい」
単に「もっと優勝したい」じゃないんです。
彼は本気で、車いすテニスというスポーツの在り方や、社会を変えようとしています。
具体的に語った夢も規格外です。
- 「サーブで200km出したい」
- 「スタジアムを満員にして試合をしたい」
- 「いつか小学校の一輪車の横に、車いすテニス用の車いすが並んでほしい」
一見「無理でしょ?」と思うようなことも、彼が言うと「実現するかも」と思わせてくれる。
自らを「ゲームチェンジャー」と位置づけ、勝利のその先を見据えている姿は、まさにヒーローそのものです。
3. 「やばい、かっこよすぎる、俺」|あふれ出る自信と運命

これは覚えている方も多いはず。
2024年のパリパラリンピックで、史上最年少金メダルを獲得した直後のインタビュー。興奮冷めやらぬ中で飛び出したのがこの言葉でした。
「やばい、かっこよすぎる、おれ。おれは、このために生まれてきた。」
このセリフ、一歩間違えればただのビッグマウスですが、彼が言うと嫌味が全くないどころか、清々しい感動を呼びました。
なぜなら、9歳で骨肉腫になり、左足の自由を失い、それでも這い上がってきたという「背景」があるからです。
「このために生まれてきた」という言葉には、病気になった運命さえも受け入れ、それを使命に変えたという覚悟が込められています。
自分を肯定できる強さ。これこそが、小田さんがかっこいいと言われる最大の理由でしょう。
4. なぜ彼の言葉は「大人っぽい」のか?

小田さんの言葉が年齢以上に深く響くのは、やはり「死と向き合った経験」があるからに他なりません。
- 「人生を終わらせたくない」
- 「何万人に1人。選ばれたつもりで、胸を張って」
- 「涙は悔しいわけじゃない」
これらは、彼が折に触れて語ってきた言葉です。
普通の10代が経験しないような恐怖や絶望を乗り越えてきたからこそ、言葉の一つ一つに「重み」と「優しさ」が宿っています。
「病気と闘っている子どもたちのヒーローになりたい」と語るその横顔は、実績以上に成熟した一人の大人の顔をしています。
まとめ:小田凱人の言葉は、私たちの背中も押してくれる
小田凱人さんの名言、いかがでしたか?
「虹」の話も、「世界を変えたい」という野望も、すべて彼の生き様そのものです。
彼の言葉を見ていると、「自分ももう少し頑張ってみようかな」「自分を信じてみようかな」と勇気が湧いてきませんか?
テニスプレーヤーとしてだけでなく、表現者としても超一流の小田凱人さん。
これからも、どんなかっこいい言葉で私たちを驚かせてくれるのか、楽しみで仕方ありません!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
☆おすすめ記事☆



