こんにちは！ 車いすテニス選手の小田凱人（おだ ときと）さんの活躍、テレビやネットでよく見かけますよね。
最近、特に話題になっているのがGoogle（グーグル）のCMです。
女優の中条あやみさんと楽しそうに会話しているあの映像を見て、ふと手が止まった方も多いのではないでしょうか。
「あれ？ 小田選手、立ってる…？」
「車椅子じゃないの？ 歩けるの？」
テニスの試合では車椅子を巧みに操る姿がお馴染みなだけに、立っている姿を見ると驚きますよね。
今回は、SNSでも「びっくりした！」という声が多いこのCMのシーンについて、小田さんの身体の状態や、なぜ立っているのか？という疑問をわかりやすく解消します。
1. 話題のCM：中条あやみさんと「Google Pixel」で共演
まずは話題のCMについておさらいしましょう。
2025年9月末から放送されている、Googleのスマートフォン「Google Pixel 10 Pro」シリーズのCMです。
「#TeamPixel」という企画で、小田さんは中条あやみさんの「先輩」役として登場。
結婚式のコーデを選んだり、Google Pixel Watch 4を使って運動したり、AI機能（Gemini Live）を使いこなす様子が描かれています。
中条さんにスマホの使い方を教えるシーンなどもあり、アスリートとしての厳しい表情とは違う、リラックスした「普段の小田くん」が見られるのが魅力ですよね。
2. なぜ立ってるの？「実は歩ける」小田選手の真実
さて、ここからが本題です。
CMの中で、小田さんが中条さんと並んで立っていたり、少し移動したりするシーン。
「これってCGや演出？」と勘違いしてしまう人もいるようですが、これは小田さんのありのままの姿です。
結論から言うと、小田さんは短い距離なら杖を使って立つことや歩くことができます。
手術の影響と現在の状態
小田さんは9歳の時に骨肉腫の手術を受け、左足の股関節と大腿骨の一部を切除して「人工関節」を入れています。
そのため、長距離の移動やテニスのような激しい動きは、人工関節が壊れてしまうリスクがあるため車椅子を使っています。
でも、「全く足が動かない」わけではありません。
日常生活のちょっとした移動や、負担の少ない場面では、杖を使って歩くことができるんです。
今回のCMで立っているのは、そんな彼の「リアルな日常」をそのまま切り取ったものなんですね。
3. 「車椅子＝立てない」という思い込みを変える
SNSなどでは「小田くんが立ってる姿を初めて見て驚いた！」「歩けるんだ！」といった反響がたくさんありました。
中には「車椅子に乗ってるのに立つのは変？」と戸惑う声もあったようですが、これは「車椅子ユーザー＝足が全く動かない人」というイメージが強いためでしょう。
実際は、小田さんのように「歩けるけれど、生活のために車椅子が必要」という方は世の中にたくさんいます。
小田さんは以前、「勝つ人より、何かを変える人になりたい」と語っていました。
あえてCMで「立つ姿」や「歩く姿」を見せたことには、「車椅子ユーザーにもいろんな人がいるんだよ」というメッセージが込められているのかもしれません。
4. グーグルCMが描く「多様性」と小田さんの魅力
このCMの素敵なところは、小田さんの障害を特別扱いせず、あくまで「便利なスマホを使う一人のユーザー」として描いている点です。
中条あやみさんの華やかな雰囲気と、小田さんのアスリートらしい芯の強さが絶妙にマッチしていますよね。
Pixelの機能を紹介しながらも、結果的に小田さんの「歩ける」という意外な一面をお茶の間に届け、障害に対するステレオタイプを少し崩した。そんな社会的にも意味のあるCMだと言えます。
まとめ：立つ姿も車椅子姿も、どちらも彼の「強さ」
小田凱人さんがGoogle PixelのCMで見せた「立てる」「歩ける」姿は、演出ではなく彼自身のリアルな能力でした。
- テニスや長距離移動は車椅子で全力疾走。
- 日常の短い距離では杖を使って歩行。
この使い分けこそが、彼が骨肉腫という病を乗り越え、自分の体と上手く付き合いながら世界一になった証でもあります。
「立てるんだ！」と知った上でまたCMを見ると、中条さんとのやり取りがより自然で微笑ましく見えてきませんか？
これからも、コートの中だけでなく、こうしたメディア出演を通じて新しい景色を見せてくれるのが楽しみですね！
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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