M!LKのメンバーとして歌い踊るキラキラした姿と、俳優として見せる真剣な表情。
そのギャップでファンを魅了し続ける佐野勇斗さん。2025年の紅白歌合戦初出場も決まり、まさに今、乗りに乗っていますよね。
そんな佐野さんが、NHK連続テレビ小説「おむすび」で見せた演技が「凄すぎる」と話題になったのを覚えていますか?
特に視聴者を驚かせたのが、あの完璧な「栃木弁」です。
愛知県岡崎市出身の彼が、なぜあそこまでナチュラルな北関東の「なまり」を使いこなせたのでしょうか?
実はその裏には、国民的アニメやあのお笑いコンビを参考にした、驚きの役作りがあったんです。今回は、佐野勇斗さんが習得した栃木弁の秘密と、その完成度について深掘りしていきます!
ドラマ「おむすび」で貫いた!愛すべき栃木の高校球児

佐野さんが演じたのは、橋本環奈さん演じるヒロイン・米田結の夫となる四ツ木翔也。
栃木県出身の高校球児で、福岡・糸島へ野球留学に来ているという役どころでした。
この翔也くん、とにかくキャラが濃い(笑)。
周りが博多弁や糸島弁を話す中、彼だけは頑なに「栃木弁」を貫き通していましたよね。
「〜だべ」「〜だっぺ」という語尾の温かさや、実直なキャラクターが佐野さんの爽やかな雰囲気と見事にマッチし、視聴者からは「翔也くんのなまり、カッコいいべー!」なんて声も多く上がりました。
ドラマは2025年3月に最終回を迎えましたが、最後までブレることなく栃木弁を話し続けたその姿は、家族思いの優しい夫としての説得力をより一層強めていました。
師匠はまさかの悟空!?ユニークすぎる方言習得法

愛知県出身の佐野さんにとって、イントネーションが全く違う栃木弁はかなりハードルが高かったはず。
もちろん、方言指導の先生(猪瀬光博さん)による特訓も受けたそうですが、佐野さん独自の「自主練」がかなりユニークだったんです。
2025年3月14日放送の「あさイチ」プレミアムトークで明かされたその方法は、なんと「ドラゴンボールの孫悟空」をマネすること!
「えっ、悟空?」と思いますよね。
実は、悟空の声優を務める野沢雅子さんは群馬県のご出身。北関東特有のなまり(栃木弁に近いイントネーション)が、悟空の喋り方には含まれているんだそうです。
劇中のセリフ「おとうさんの炒飯、食ってみ。うめえぞ」の言い回しなんかは、まさに悟空そのもの!
鳥山明先生も愛知出身ということで、佐野さんなりのリスペクトや親和性があったのかもしれませんね。
「U字工事」の研究とネットの反応

さらに、もう一つの教材として活用したのが、栃木漫才でおなじみの「U字工事」のお二人です。
彼らのネタ動画を繰り返し見て、独特のリズムや「生きた栃木弁」を体に叩き込んだのだとか。
その研究の成果もあってか、SNSでは「お兄さん役、U字工事が良かったんじゃね?」なんていう願望交じりの声も上がったほど。
実際にはドラマ内での共演はありませんでしたが、そんな“たられば”が話題になること自体、彼の役作りが本家に迫るクオリティだった証拠ですよね。
専門家の指導で基礎を固めつつ、アニメやお笑いから「らしさ」を吸収する。このハイブリッドなアプローチこそが、翔也という愛されキャラを生んだ秘訣だったようです。
ネイティブも絶賛!完璧な方言がもたらしたリアリティ

では、実際の仕上がりはどうだったのでしょうか?
X(旧Twitter)などのSNSを覗いてみると、視聴者からの評価はまさに絶賛の嵐。
「愛知出身とは思えないほど自然」
「イントネーションが完璧で違和感がない」
といった投稿が相次ぎました。
特に凄かったのが、翔也の母親役が登場し、ネイティブな栃木弁が飛び交ったシーン。本場のなまりと混ざっても佐野さんの言葉が浮くことはなく、その馴染み具合に驚かされました。
また、役作りのために体重を5〜6kg増量したという肉体改造も、方言の力強さを後押ししていたように感じます。
野球部員らしいガタイの良さから発せられる野太い「なまり」は、標準語にはない説得力がありましたよね。分析するに、その完成度は90%以上、いやほぼ100%と言っても過言ではないでしょう。
まとめ:方言が引き出した佐野勇斗の新たな魅力
佐野勇斗さんの栃木弁への挑戦。それは単なる「セリフ」を超えて、役への深い愛情と探究心を感じさせるものでした。
- 基礎: 専門家による徹底指導
- 応用: ドラゴンボールの悟空(野沢雅子さん)のイントネーション
- 実践: U字工事の漫才リズム
これらを組み合わせ、愛知出身というハンデを完全に強みへと変えました。
「おむすび」での経験は、俳優・佐野勇斗の引き出しを確実に増やしたはずです。
紅白のステージや今後のM!LKの活動でも、ふとした瞬間にあの温かい「栃木弁」が飛び出すかも?
そんな期待を持ちながら、これからも彼の活躍を応援していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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