彼女どころか既婚で息子も!津田健次郎が結婚を隠し続けた切実な理由に涙腺崩壊

声優、俳優、ナレーターとして、その唯一無二の存在感で私たちを魅了し続ける津田健次郎さん。1971年6月11日生まれ、大阪府出身。代表作は『呪術廻戦』の七海建人、『ゴールデンカムイ』の尾形百之助、実写ドラマ『最愛』など、挙げればきりがありません。

YouTubeやラジオ番組『津田健次郎 SPEA/KING』で見せる知的な素顔も人気で、50代を迎えてなお、その輝きは増すばかり。

そんな津田さんですが、多くのファンが「独身」だと信じていた中、2020年7月に結婚と2人のお子さんがいることを公表。日本中に大きな驚きが走りました。なぜ彼は、その事実を長年明かさなかったのでしょうか。そして、公表に至った背景には何があったのでしょうか。今回は、津田さんの結婚にまつわる物語を、丁寧に紐解いていきます。

目次

衝撃の結婚公表、その舞台裏

突然の告白、きっかけは週刊誌報道

2020年7月7日、七夕の日に、津田さんは自身のInstagramを更新。長年連れ添った一般女性の奥様と、2人のお子さん(当時、中学生の娘さんと小学生の息子さん)がいることを、自らの言葉で報告しました。

この突然の告白は、同日に『週刊女性PRIME』が彼の家庭に関するスクープ記事を報じたことがきっかけでした。記事では、津田さんが1998年頃に舞台の世界で出会った女性と2003~2004年頃に結婚し、15年以上も家庭を築いてきたと報じられました。

津田さんはInstagramで、ファンや関係者への真摯な想いを綴っています。

「本日発売の週刊誌に私の結婚に関する記事が出ましたことでお騒がせし誠に申し訳ありません。妻とは私が舞台役者として駆け出しの頃に舞台の世界で出会い、交際期間を経て結婚、暫くして子供が出来ました。妻は一般の人で、現在子供が2人います。」

長らく独身だと思われていただけに、このニュースは大きなサプライズとなり、「彼女がいるかも、とは思ってたけどまさか既婚だったなんて!」と、ネット上は騒然となりました。

なぜ15年以上も結婚を公表しなかったのか?

津田さんが結婚の事実を胸に秘め続けたのには、深く、そして切実な理由がありました。

1. 「何よりも家族の安全を守りたかった」

公表しなかった最大の理由は、家族の安全を守るためでした。津田さんは「生活の安全を脅かされる文書が頻繁に届く事があり、公表しない方が安全を守れると思いました」と明かしています。

この「文書」という言葉からは、脅迫やストーカー行為といった、決して看過できない事態がうかがえます。特に奥様は一般の方。愛する家族を危険に晒すわけにはいかない。その一心で、彼はプライベートを固く閉ざしていたのです。家族への深い愛情が伝わってくるエピソードです。

2. 「私生活が見えない表現者でありたかった」

もう一つの理由は、彼の表現者としての美学にありました。「私が好きな俳優さんや声優さんは私生活が見えない魅力がある方が多く、自分もそういう表現者になりたいという思いもあった」。

『遊☆戯☆王』の海馬瀬人や『テニスの王子様』の乾貞治など、カリスマ的な役柄を演じてきた彼にとって、ミステリアスなイメージは大切な武器でした。私生活を明かさないことで、ファンが作品の世界に深く没入できるようにという、プロとしての心遣いだったのでしょう。

また、「オフィシャルに質問された事がなく、気が付いたらこういう形をとっていた」とも語っており、積極的に隠し通そうとしたというよりは、公表するタイミングを逸していた、という側面もあったようです。

週刊誌報道が「隠し通せない事情」に

公表の直接の引き金となったのは、やはり『週刊女性PRIME』のスクープ記事でした。記事には、自宅から出てくる奥様(記事では「スレンダー美女」と表現)とお子さんの様子、そして津田さんとのツーショット写真まで掲載されていました。

この報道を受け、津田さんは「影響を受けてしまう方がいらっしゃるかもしれない、そして、仕事の関係者様にもご迷惑をお掛けしてしまう」と考え、自らの口から真実を語ることを決断します。

週刊誌の報道によって、家族のプライバシーがこれ以上侵害されるのを防ぎたい。そして、これまで応援してくれたファンに、憶測や噂ではない「本当のこと」を伝えたい。その誠実な思いが、あのインスタグラムの投稿につながったのです。

実は以前から、声優の小野坂昌也さんがイベントなどで「津田さん、結婚してるよね?」と冗談めかして話したり、ネットで目撃情報が噂になったりしたこともありました。しかし、決定的な証拠がないまま時は過ぎ、今回のスクープが、彼にとって「隠し通せない」最後の引き金となったわけです。

津田健次郎を支える家族の存在

奥様との馴れ初め

奥様は一般の方で、津田さんがまだ無名だった舞台役者の時代に、仕事を通じて出会いました。約6年もの交際期間を経てゴールイン。津田さんは後日、『徹子の部屋』で奥様のことを「明るくて大らかで、優しい人」と語っています。

まだ役者として食べられなかった苦しい時代、「もっと自信を持ってやりなさいよ」と背中を押してくれたのが奥様でした。まさに、彼の人生を物心両面で支えてきた、かけがえのないパートナーなのです。

お子さんについて

津田さんには、現在中学生の娘さんと小学生の息子さんがいます。家族仲はとても良いそうで、「家族で僕の出演作品を見ることはあまりないんですが、めっちゃ仲よくはやっています」と、インタビューではにかみながら語る姿も。お子さんのプライバシーは固く守られており、ここにも彼の父親としての深い愛情が感じられます。

世間の反応は驚きと、温かい祝福

突然の結婚公表でしたが、世間の反応は驚きと共に、非常に温かいものでした。

インスタグラムやX(旧Twitter)には、「ご結婚おめでとうございます!」「ツダケンらしい理由。これからも応援します!」といった祝福と理解のコメントが殺到。家族を守ろうとする誠実な姿勢に、多くのファンが胸を打たれたのです。

もちろん、「ショック…」という声がなかったわけではありません。しかし、それはすぐに「でも、幸せならOKです!」という温かいエールに変わっていきました。彼のこれまでの真摯な仕事ぶりと人柄が、ファンとの間に強い信頼関係を築いていた証拠です。

この公表が、彼のキャリアに影を落とすことは一切ありませんでした。むしろ、誠実な人柄がさらに多くの人に伝わり、人気はますます拡大。2021年の『呪術廻戦』での大ブレイクは記憶に新しく、今や彼の声を聞かない日はないほどです。

まとめ

津田健次郎さんが15年以上も結婚を公にしなかったのは、愛する家族を守るため、そして自らの表現を突き詰めるためでした。週刊誌の報道をきっかけにその事実は公になりましたが、彼の誠実な対応は、多くの人の共感と祝福を呼びました。

下積み時代から支え続けてくれた奥様と、2人のお子さん。その大切な存在が、彼の表現の源になっているのかもしれません。

プライバシーとキャリアを見事に両立させ、進化を続ける津田健次郎さん。彼の物語を知ると、その声が、演技が、もっと深く心に響いてくる気がしませんか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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