高梨沙羅どうした?なぜ勝てない?相次ぐ「失格多い」の闇を探る

日本女子スキージャンプの象徴、高梨沙羅さん。ワールドカップ(WC)通算63勝という歴代最多記録を持ち、努力家で気品ある人柄は多くのファンを魅了してきました。

しかし近年、特にオリンピックでの不振や失格の多さが目立ち、「どうした?」「なぜ勝てない」「失格多い」「違反」「五輪だと」「なぜいつも飛んでから失格」といった疑問の声がネット上でも多く見られます。

表向きは「本人の不調」や「ルール違反」とされていますが、その背景には国際スキー連盟(FIS)のルール運用、検査の偏り、さらには「日本選手への見えない力」といった疑惑までささやかれています。

2025年10月23日現在の最新情報を基に、彼女の周りで何が起きているのか、事実とファンの声からその背景を探ります。

目次

表彰台から遠のく現状「なぜ勝てない?」

高梨沙羅さんのキャリアは、2010年代の黄金期(WC総合優勝4回、シーズン最多15勝)から、2020年代に入り明らかな変化を見せています。

2024-25シーズンのWC個人総合成績は、10月23日現在で12位(601ポイント)。表彰台はなく、最高4位(ウィスワ大会など)が続いています。夏のグランプリ(GP)では安定感を示したものの、冬の本番WCでは中位が定位置となりつつあります。

この不振が「なぜ勝てない」という疑問の核心です。もちろん、オーストリアやスロベニア勢など、強力なライバルが登場したことも一つの理由です。

本人も「思考過多が影響した」と2025年7月のインタビューで振り返っています。また、体調不良やルール改正への対応の遅れといった指摘もあり、2023年や2025年の世界選手権でも苦戦しました。

とはいえ、ミラノ・コルティナ五輪(2026年)の代表争いでは「高梨が中心」との声も根強く、その実力は誰もが認めるところです。

「失格多い」の謎:繰り返される“飛んでから失格”

高梨さんの不振をさらに深刻に見せているのが、「失格多い」「違反」という現実です。主な事例を振り返ってみましょう。

  • 2018-19シーズン(リレハンメル大会)
    スーツ規定違反で失格。前日と同じスーツだったにもかかわらず判定が変わり、シーズン序盤に影響が出ました。
  • 2022北京五輪(混合団体)
    スーツが太もも周りで2cm広すぎ、空気抵抗で有利になると判断され失格。103mの好ジャンプが無効となり、日本チームはメダルを逃す4位に。この時の検査の不公平感には、国際的にも疑問の声が上がりました。
  • 2025年1月(WC女子個人第9戦、フィラハ)
    スキー板の長さ違反で失格。2回目のジャンプ後、記録が抹消され30位扱いに。スキー板の長さは体重比で決まりますが(最大身長の145% + BMI調整)、体重減少で違反になりやすいという側面があります。

これらの失格はFISの厳格なルールに基づいたものですが、「なぜいつも飛んでから失格になるのか」と、納得がいかないファンは少なくありません。

抜き打ち検査が本番後に行われるため、競技で数百g体重が減っただけでミリ単位の違反と判定されることが起こりやすいのです。

本人は北京五輪での失格後、「私のミスでみんなの人生を変えてしまった」と涙ながらに謝罪しましたが、他国の選手からは「検査が不公平だ」と高梨選手を擁護する声も出ました。2025年1月の失格後も、SNSでは「競技前に測定しないのはなぜ?」「ルール自体に欠陥があるのでは」といった声が相次ぎました。

「五輪だと勝てない」ジンクスと重圧

「五輪だと」なぜ勝てないのか。高梨さんは4大会連続で出場していますが、まだ金メダルはありません。

  • ソチ2014: 個人4位(追い風とテレマークの失敗)
  • 平昌2018: 個人銅メダル(シーズン不振が響く)
  • 北京2022: 個人4位、混合団体4位(失格)

五輪で勝てない理由としては、風の条件に恵まれなかったこと、飛型点の伸び悩み、そして競技レベル全体の進化などが挙げられます。また、FISのルール変更(ウインドファクター導入など)が、必ずしも日本選手に有利に働いていないという分析もあります。

もちろん、オリンピック特有のプレッシャーも「どうした?」と言われる不振の一因でしょう。しかし、あれほどWCで強さを見せてきた彼女が五輪で勝てないギャップが、多くのファンを悩ませています。

2026ミラノ五輪に向け、「変わった自分をお見せしたい」と意欲を見せる彼女の復活が待たれます。

疑惑の背景:これは「高梨封じ」なのか?

技術的な不振だけでなく、ネット上では「嫌がらせでは?」「ルールの運用がおかしい」「サポート体制は万全だったのか」といった疑念がささやかれています。

特に北京五輪では、高梨選手を含む5選手(全員が女性)が一斉に失格となり、「女性差別ではないか」という声まで上がりました。

FISの検査が「ヨーロッパ優位」に偏っているのではないかという見方もあり、「日本人が勝つとルールが変わる」「特定の選手を狙い撃ちしている」といった憶測が波紋を広げています。

もちろん、サポートチームの確認不足を指摘する声もありますが、こうした国際的なルールの運用が「高梨封じ」として機能し、彼女のメンタルを挫く一因になっているのかもしれません。公平性を保つためのルールが、逆に作用しているとしたら皮肉な話です。

まとめ:不振の先にある希望と、求められる公平性

高梨沙羅さんの不振は、技術や体調の問題だけでなく、相次ぐ失格と国際ルールの影が複雑に絡み合っています。「どうした?」の答えは一つではありません。

それでも、ミラノ五輪で巻き返しを図る彼女の姿勢に変わりはありません。ファンとして、そしてスポーツを愛する者として、まずは公正な競技環境が整うことを願う声が何より重要です。

高梨沙羅の物語は、スポーツの美しさだけでなく、その裏側にある難しさをも私たちに示しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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