今やドラマや映画に引っ張りだこの実力派女優、清原果耶さん。2024年には映画『片思い世界』での好演も記憶に新しく、その透明感あふれる演技と確かな表現力で、多くの視聴者を魅了し続けています。しかし、彼女の才能は一体どこで培われたのでしょうか？
今回は、清原果耶さんの輝かしいキャリアの原点である「生い立ち」に迫ります。大阪でのびのびと過ごした子供時代、バレエやダンスに打ち込んだ日々、そして運命的な出会いを果たしたパフューム(Perfume)への熱い想い。彼女の才能が花開くまでの軌跡を、具体的なエピソードとともに紐解いていきましょう。
パフューム(Perfume)に恋した少女：表現することの楽しさを知った幼少期
2002年1月30日、清原果耶さんは大阪府大阪市で、音楽と笑顔にあふれる家庭に誕生しました。4人家族（父、母、姉）は皆テクノポップユニット「パフューム」の大ファン。
幼い清原さんにとってもパフュームは特別な存在で、その音楽とダンスに心を奪われ、いつしか「パフュームのようになりたい」と強く憧れるようになります。
家では机の上をステージに見立てて“ひとりライブ”を開くほど、表現することが大好きだった清原さん。この頃から、彼女の豊かな感受性とパフォーマンスへの情熱は育まれていたのでしょう。
そして、そのパフューム愛が、彼女の運命を大きく動かすことになります。2014年、中学1年生（12歳）の時、お母さんがパフュームも所属する芸能事務所アミューズのオーディション「アミューズオーディションフェス2014」の募集を偶然見つけます。
「好奇心から」応募したこのオーディションで、清原さんはなんと3万2214人の中からグランプリとポイント賞をダブル受賞。夢への扉が大きく開いた瞬間でした。もし家族みんなでパフュームを応援していなければ、このきっかけは生まれなかったかもしれません。まさに、パフューム愛が繋いだ運命的な出来事と言えるでしょう。
バレエと劇団で磨かれた表現力：大阪でのびのびと過ごした小学校時代
清原さんの才能の土台は、地元大阪で過ごした小学校時代に築かれました。彼女が通っていたのは、大阪市立三津屋小学校（公立）。活発で運動神経も良く、スポーツも得意な少女だったそうです。
小学1年生からはクラシックバレエを習い始め、美しい姿勢や身体で感情を表現する基礎を学びます。さらに小学5年生になると、兵庫県西宮市にある劇団「Youth Theatre Japan (YTJ)」の門を叩き、中学1年生まで週3回というハードなスケジュールでダンス、歌、ミュージカル、バレエの本格的なレッスンに励みました。
このYTJでの経験は、彼女の歌唱力やダンススキル、そして舞台度胸を格段に向上させました。クラシックバレエで培った柔軟性や表現力と合わせて、後の舞台『ジャンヌ・ダルク』（2023年）での圧巻の演技や、映画『愛唄 -約束のナクヒト-』での挿入歌歌唱、高校サッカー応援ダンス企画で見せたキレのあるダンスパフォーマンスなど、多方面での活躍に繋がっています。
夢への第一歩：芸能活動と学業を両立した中学校時代
中学校は、大阪市立美津島中学校（公立）に進学。（※一部で噂のあった私立大谷中学校はお姉さんの母校で、ご本人の情報ではありませんでした。）中学1年生までYTJでのレッスンを続けながら、学校では茶道部に所属するなど、充実した日々を送っていました。
そして中学1年生の秋、運命のオーディションでグランプリを獲得。2015年からは本格的に芸能活動をスタートさせます。ティーン向けファッション誌『nicola』の専属モデルとしてキャリアをスタートし、同年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビュー。まだ大阪に住んでいたため、東京での仕事のたびに往復する忙しい日々でしたが、バレエやダンスで培った表現力を武器に、早くもその才能の片鱗を見せ始めます。
才能開花！若手実力派女優への道：芸能活動に専念した高校時代
高校については具体的な校名は公表されていませんが、2019年のインタビューで「高校2年生」と語っており、大阪の高校に通っていたようです。芸能コースがある堀越高校や日出高校（現：目黒日本大学高等学校）ではなく、地元の学校で学業と仕事を両立させていたのですね。
高校時代は、まさに飛躍の時期。2018年にはドラマ『透明なゆりかご』で初主演を果たし、コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞や東京ドラマアウォード主演女優賞など、数々の賞を受賞します。2019年には映画『デイアンドナイト』のヒロイン役をオーディションで掴み取り、オリコンが発表した「2019年ブレイク女優ランキング」では見事1位に輝くなど、若手実力派女優としての地位を確固たるものにしました。
2020年に高校を卒業すると、大学へは進学せず、芸能活動一本に絞ることを決意。この決断からは、彼女の女優という仕事にかける強い覚悟と情熱が伝わってきます。
まとめ、清原果耶の才能の源泉とは？
清原果耶さんの現在の目覚ましい活躍は、決して偶然ではありません。その才能の源泉を辿ると、いくつかの大切な要素が見えてきます。
- パフューム(Perfume)への強い憧れと家族の応援: 幼い頃からの「好き」という気持ちが、夢を追いかける原動力となり、芸能界入りの大きなきっかけを作りました。
- クラシックバレエとYTJでの本格的な訓練: 小さい頃から続けたバレエや劇団でのレッスンが、高い身体能力と豊かな表現力を育みました。
- 天性の表現力と運動神経: 元々持っていた表現することへの欲求や優れた運動能力が、様々な経験を通して磨かれました。
これらの要素が複雑に絡み合い、清原果耶さんという唯一無二の女優を形作っているのです。大阪でのびのびと育った環境も、彼女の明るく親しみやすい人柄、そして自然体な演技に繋がっているのかもしれません。
女優業にとどまらず、『Seventeen』専属モデルや『niko and …』のアンバサダーといったファッションモデルとしての顔、そして歌手やダンサーとしての才能も持つ清原果耶さん。彼女の多才ぶりは、幼少期からの様々な経験と、表現することへの純粋な探究心の賜物と言えるでしょう。
これからも、清原果耶さんがどんな新しい顔を見せてくれるのか、その活躍から目が離せません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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