霜降り明星のツッコミ担当として知られる粗品さん。
鋭いワードセンスと独特の間で観客を魅了し、芸人としての地位を確立されています。
さらに、ミュージシャン、司会者、YouTuberとしてもマルチに活躍し、その個性と発信力で多ジャンルにわたる存在感を放っています。
そんな粗品さんが注目を集めたエピソードの一つとして、「週刊誌逆突撃」が挙げられます。
通常、芸能人は週刊誌のゴシップ報道に対して受け身になりがちですが、粗品さんは逆に週刊誌記者と思われる人物を追い詰めるという行動に出たのです。
この大胆な「逆突撃」は大きな話題となり、特に歌手・タレントのあのちゃんとの関係が取り沙汰される中での出来事として、その背景に関心が集まりました。
この記事では、粗品さんの「週刊誌逆突撃」の状況や背景を整理し、彼らしい行動の理由を探っていきます。
「週刊誌逆突撃」とは? 事件の概要

粗品さんの「週刊誌逆突撃」とは、2024年5月29日に彼のYouTubeチャンネル「粗品 Official Channel」で公開された動画「粗品を張り込んで尾行する週刊誌を張り込んで尾行して突撃した」に端を発しています。
この動画は、粗品さん自身が、自分を尾行していると思われる週刊誌記者風の人物たちを逆に張り込み、カメラを向けて問い詰めるという衝撃的な内容。
公開から約9カ月で346万回再生(2025年3月時点)を記録するなど、大きな反響を呼びました。
動画の中で粗品さんは、「あのちゃんの家に張られてて、週刊誌が逆に突撃して」と語り、自身とあのちゃんの熱愛をスクープしようとした記者たちが、彼の自宅周辺やあのちゃんの自宅付近に潜んでいたことを暴露しました。
具体的には、大学生くらいの若い女性2人組が粗品さんを待ち伏せし、ストーキングまがいの行動を取っていたと説明しています。

粗品さんは「あなたたち週刊誌ですよね?」とカメラを構えて直接突撃し、相手がとぼける様子などを撮影しています。
その後、後日談として「そいつらもごりごり週刊誌やってん」「フリーの記者か週刊誌の記者」であったことを明かし、さらに別の日に見かけた怪しい男性も週刊誌関係者だったと付け加えています。
この一連の行動は、芸能人が週刊誌の取材に対して攻勢に出るという、極めて稀なケースとして大きな注目を集め、「逆突撃」というキーワードがネット上でトレンドになるほどでした。
背景:あのちゃんとの親密な関係と熱愛説

この「週刊誌逆突撃」の背景には、粗品さんと、歌手でありタレントとしても活躍するあのちゃん(本名・年齢非公開)との親密な関係が深く関わっているようです。
お二人は、テレビ東京系の番組「あのちゃんの電電電波♪」で共演しており、粗品さんは番組内でアシスタントを務めるぬいぐるみ「ササキ」の声(天の声)を担当しています。
さらに、2023年10月からはSpotifyでポッドキャスト番組「あのと粗品の電電電話」の配信を開始するなど、仕事での共演は多数。プライベートでも頻繁に会う「親友」として知られています。
2025年1月8日に公開されたYouTube動画では、粗品さん自身が「プライベートも入れたら、あのちゃん断トツ1位」と、2024年12月に最も多く会った人物があのちゃんであると告白しています。
この親密さから、2021年10月にニュースサイト「NEWSポストセブン」で「4時間焼肉密会」が報じられたことをきっかけに、二人の間に熱愛説が浮上しました。
特に、粗品さんが2023年4月に元タレントの秋山衣梨佳さんと離婚した後には、「あのちゃんによる不倫略奪愛」といった根拠のない噂まで飛び交う事態となりました。

これに対し、粗品さんとあのちゃんは2024年5月30日に公開されたYouTube動画「粗品とあのちゃん熱愛説についてちゃんと話します」の中で、「交際してません」「親友です」と熱愛関係を明確に否定しました。
しかし、週刊誌は依然として二人の関係を追い続け、粗品さんの自宅やあのちゃんの自宅周辺での張り込みが常態化していた模様です。
逆突撃に至った状況:週刊誌への怒りとエンタメ精神

粗品さんが「逆突撃」という大胆な行動に踏み切った状況を整理すると、以下の要因が絡み合っていたと考えられます。
- プライバシー侵害への強い怒り:
- 粗品さんは動画内で「あのちゃんはめっちゃ週刊誌に尾行されている」と語っており、あのちゃん自身も2024年5月29日のインスタグラム(ストーリーズ)で「毎日怯えて、車につけ回されたり尾行されて」「僕は世で言う悪い事は何もしてない」と、執拗な取材に対する怒りと恐怖を表明しています。
粗品さんにとっても、大切な親友が過度なストレスを感じている状況は看過できなかったのでしょう。特に、「不倫略奪」といった事実に反する噂を元にした取材活動に対しては、「そんなわけないし、あのちゃんとの不倫なんか絶対してへんよ」と、2024年5月31日付の東スポWEBの取材に対し強く否定しています。
- 粗品さんは動画内で「あのちゃんはめっちゃ週刊誌に尾行されている」と語っており、あのちゃん自身も2024年5月29日のインスタグラム(ストーリーズ)で「毎日怯えて、車につけ回されたり尾行されて」「僕は世で言う悪い事は何もしてない」と、執拗な取材に対する怒りと恐怖を表明しています。
- エンターテイナーとしての反撃精神:
- 粗品さんは、単に防御的な姿勢を取るのではなく、芸人としての本能からか、週刊誌の取材活動そのものを逆手に取り、自身のYouTubeコンテンツにしてしまうという発想に至ったようです。
2025年3月17日のYouTube配信で「俺がカメラ構えて突撃した」と改めて振り返りつつも、動画内では相手の顔を隠すといった配慮を見せるなど、エンターテイナーとしてのバランス感覚も持ち合わせているようです。
X(旧Twitter)でも「こいつ等の顔も晒してやったらいいのにと思ったが、粗品は隠してあげてた」といった声もあり、彼の行動が視聴者から一定の理解を得ていたことがうかがえます。
- 粗品さんは、単に防御的な姿勢を取るのではなく、芸人としての本能からか、週刊誌の取材活動そのものを逆手に取り、自身のYouTubeコンテンツにしてしまうという発想に至ったようです。
- 情報源の活用?:
- 粗品さんは動画の中で、「週刊誌側のユダ(裏切り者)から流れて来た情報」を基に逆突撃のタイミングなどを計ったと示唆しています。
これが事実であれば、芸能界での人脈や独自の情報網を駆使し、週刊誌の動きを先読みして反撃に出た可能性も考えられます。彼のクレバーさと行動力を象徴するエピソードと言えるでしょう。
- 粗品さんは動画の中で、「週刊誌側のユダ(裏切り者)から流れて来た情報」を基に逆突撃のタイミングなどを計ったと示唆しています。
あのちゃんとの関係:「いつから」親友に?

粗品さんとあのちゃんの関係が「いつから」始まったのか、その明確な起点は定かではありませんが、前述の「あのちゃんの電電電波♪」(2023年4月放送開始)など、番組共演がきっかけで急速に親交が深まっていったのは間違いないようです。
2023年5月23日に公開されたあのちゃんのYouTubeチャンネル「あのちゅーる」では、ドライブデート企画で息の合った掛け合いを見せたり、2024年5月17日には粗品さんがあのちゃんの自宅を訪問する動画を公開したりしています。
粗品さんが32歳(2025年4月現在)、あのちゃんは年齢非公開ですが20代後半と推測されており、その約5歳差(あのちゃん 年齢差)も感じさせないフランクな二人の関係性は、視聴者にも強く印象づけられました。
熱愛説は否定しつつも、こうした親密なやり取り(例えば、2024年12月17日には、ポッドキャスト「あのと粗品の電電電話」がSpotifyで年間1位を獲得したことを記念する2ショット写真を公開)は、時に「匂わせ」と捉えられ、週刊誌の執拗な追跡を招く一因となっていたようです。
粗品さんとしては、元妻とあのちゃんを混同するような誤解や、「不倫略奪」といった悪質な噂を払拭するためにも、逆突撃という形で明確なメッセージを発信したかったのかもしれません。
粗品の行動の背景:彼の個性と信念の表れ

粗品さんの「週刊誌逆突撃」という行動の背景を分析すると、彼の個性や信念が見えてきます。
- 攻撃的なユーモアと反骨精神:
- 芸人として、毒舌や時に過激とも取れる発言で注目を集める粗品さん。週刊誌に対して受け身ではなく、攻めの姿勢で反撃するスタイルは、彼の芸風や生き方そのものと言えるでしょう。
2025年1月10日のYouTube配信では、出演した番組の編集内容に激怒し「もう出えへん」と宣言するなど、自身の考えや主張を貫く姿勢は一貫しているように見えます。
- 芸人として、毒舌や時に過激とも取れる発言で注目を集める粗品さん。週刊誌に対して受け身ではなく、攻めの姿勢で反撃するスタイルは、彼の芸風や生き方そのものと言えるでしょう。
- 親友への義理堅さ:
- あのちゃんを「親友」と公言し、彼女が受けるストレスや迷惑を軽減しようとした今回の行動は、彼の人間的な一面、義理堅さを示していると言えるでしょう。
2024年6月27日に開催されたイベントでは、あのちゃんがサプライズで登場した際に「(こんな出方したら)親友ちゃうやん」とツッコミを入れつつも、満面の笑顔で迎える姿が、二人の強い絆を物語っていました。
- あのちゃんを「親友」と公言し、彼女が受けるストレスや迷惑を軽減しようとした今回の行動は、彼の人間的な一面、義理堅さを示していると言えるでしょう。
- 視聴者へのサービス精神:
- 「逆突撃」動画が346万回再生という驚異的な数字を記録したことは、この行動が単なる私的な怒りの表明ではなく、多くの視聴者にとって興味深いエンターテインメントとして成立した証拠と言えます。
粗品さんは動画を通じて、「芸能人の情報がどこから漏れるか分からん」といった注意喚起を行いつつも、最終的には視聴者に笑いとある種の気づきを提供する形となりました。
- 「逆突撃」動画が346万回再生という驚異的な数字を記録したことは、この行動が単なる私的な怒りの表明ではなく、多くの視聴者にとって興味深いエンターテインメントとして成立した証拠と言えます。
まとめ:逆突撃は粗品の「らしさ」と戦略の結晶
粗品さんの「週刊誌逆突撃」は、親友であるあのちゃんとの(本人は否定している)熱愛説を執拗に追いかける週刊誌の取材活動に対し、プライバシー侵害への怒りと、彼ならではのエンターテインメント精神をもって反撃に出た結果だったようです。
2024年5月の動画公開を機に、彼はゴシップ報道に対して受け身になりがちな芸能人のイメージを覆し、攻めの姿勢で状況をある意味でコントロールしました。
その背景には、あのちゃんとの親友関係を守りたいという思いや、自身の個性と発信力を最大限に活かす一種の戦略があったのかもしれません。
あのちゃんとの関係が「いつから」深まったかは、2023年春頃の番組共演が大きなきっかけと考えられますが、その親密さが週刊誌による誤解や過剰な報道を招き、今回の「逆突撃」の引き金になったと考えられます。
粗品さんはこの一件を通じて、単なるゴシップの対象として消費されるのではなく、状況を自ら作り出し、発信するエンターテイナーであることを改めて証明したと言えるでしょう。
2025年現在も、彼の予測不能な行動と強い発信力は健在であり、今後の展開にも注目が集まりますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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